03_Keiba_Review
完全な上がり勝負となったヴィクトリアマイル。勝ったエイジアンウインズは1ハロン長いかに思われたが、前走の逃げ切りとは打って変わった好位からの見事な競馬での勝利。距離については超スローのおかげで保ったともいえるが、改修後の東京芝1600でしかもA…
1週間遅れの悪循環に入ってるので、日曜だけど回顧。ディープスカイの優勝で毎日杯→NHKマイルCの黄金ローテは今回も炸裂した結果となった。ただし来年以降のことを考えると殿下も指摘しているように、毎日杯の施行条件が変わっていることは留意しなければな…
また一週間遅れの回顧になってしまった。というわけで天皇賞春の回顧。戦前の混戦模様とは反して、長距離G1らしい締まった、見応えのあるレースとなった。これは逃げてレースを創ったホクトスルタンと、人気を背負ってきちんと勝ちに行ったメイショウサムソ…
またも1週遅れだが、皐月賞回顧。とにかくマイネルがクラシックを勝てない理由がよく伝わったクラシック一冠目であった。 このレース、マイネルチャールズ@松岡が勝てなかった理由は弥生賞を鮮やかに勝ちすぎてしまったことに尽きる。マイネルチャールズは…
大波乱となった桜花賞をちょっと遅れたけど軽く回顧。・・・といっても凡走理由は書けても好走理由は書きづらいんだよねえ。凡走理由から書くと、トールポピーはとにかく出来が下降線だった。素人目にもマイナス10キロは好意的にとらえらない印象。フサイ…
日本にある2つのスプリントG1は距離は同じ1200だが、全く異質のものとなっている。中山の坂から転げ落ちるようなコース形態野上に、夏にじっくり生育された、パンパンの野芝の高速馬場で行われるスプリンターズS。そして使い込まれた冬のオーバーシード馬場…
例年なら「マイルのメリハリの効いた流れでは差されるけど1400なら何とか押し切ってしまう」タイプが勝つレース。その考えでいくとエイムアットビップは固そうな印象だったが惨敗。結果から言えば熱発が尾を引いたともいえる。この時期の3歳馬だけにアクシデ…
なかなか軸が見えてこない牡馬クラシック路線だが、ひとまず皐月賞に向けての展望は見えてきた形のマイネルチャールズの勝利。ここまでの3連勝は渋いながらも中山2000mに対して抜群の適性を見せ付けた形。今回も好位を我慢して、4コーナー早めに仕掛けると最…
ぼちぼちとクラシック路線のレース回顧。まずはチューリップ賞。阪神JFからの直行で中心と見られたトールポピーだったが、件のG1は改修後の阪神に対して騎手の意識が変わり始めたころのレース。騎手が直線の長さに惑わされずに馬の力を出し切れるようになり…
レース回顧 トライアルが始まる前にリハビリがてらの重賞回顧。牡馬クラシックは混沌としたまま2月も終わろうとしている。ここ数年特にその後のクラシック活躍馬を輩出しているきさらぎ賞を勝ったのも伏兵レインボーペガサスだった。ではこの結果がクラシッ…
流れは予想通りだっただけに、こういうときに当てないとなあorz 今年の有馬記念を語るには、やはり奇しくも今年と同じ蛯名騎手の勝利した01年の有馬記念を思い出さずにはいられない 6.9-12.0-12.1-12.1-12.7-13.6-13.2-12.6-11.8-11.5-11.3-11.3-12.0(01年…
1ヶ月間回顧をさぼっていたので、超適当にメモを残しておく。 マイルCS とにかくダイワメジャーの強さが目立ったレース。前崩れの展開で1頭だけ次元の違う走りは強いとしかいいようがない。前走天皇賞秋の結果は不利が全てだったということなのだろう。今回…
こちらも1週遅れながら、さっくりと回顧。 正直なところウォッカが出走取消した時点でかなりの興味を失ったのも事実。とりあえずは軽症のようでうまくいけば今週のJCに出れそうということだが、正直ダービーでかなり運を使ってしまった感がある同馬。JC挑戦…
マイルCSが終わってしまった手前、後出しになるのでJCを念頭にメモ程度に回顧。 レース直後から話題のコスモバルクの行儀の悪い走りは、改めてパトロールビデオをみても正直酷い。やはりあれだけ直線外に寄れて、常習犯では五十嵐騎手をフォローするのは難し…
ここ数年の菊花賞を勝つためには折り合いと、坂の下りから動いてトップスピードをゴールまで持続できる脚が必要とされている。去年こそアドマイヤメインが緩いペースを引っ張りすぎたために、上がりの競馬となってしまたが、日程が変更されコースが変わって…
春の実績馬がそのまま出走してきた秋華賞。字面のメンバーをみると3歳最強馬決定戦というに相応しい出走表、しかし実際は調整過程に不満を残す馬が多数いる状態でのレースとなった。その結果として、勝ち馬に全てがそろい、負けた馬はレース前から負けてしま…
これまた遅れたけど、スプリンターズS回顧をさらっと。まずはラップを並べてみる。 (04年度1:09.9)12.0-10.6-11.0-11.5-11.8-13.0 (07年度1:09.4)12.0-10.3-10.8-11.1-12.0-13.2 これだけの道悪馬場になると、思い出すのはカルストンライトオの勝った04…
今年から外回りの阪神2400mとなり、菊花賞により直結するように考えられる神戸新聞杯。実際、例は少ないもの改修後の阪神2400mはダンスインザダーク産駒を筆頭に、サンデーサイレンス系の独壇場。こうなれば夏の上がり馬を含め、長距離向きの馬が台頭すると…
逃げ切りだけに勝ち馬の競馬とイコールとなるラップをみると12.9-11.1-11.6-12.4-12.4-12.1-11.2-11.0-11.4。端的にいえばスローの上がり3ハロンだけの競馬である。これは長く良い脚を使うダイワスカーレットの能力を考えるとベストの競馬とはいえない・・・…
トライアルもはじまって、回顧もぼちぼち復活させようかと。さて、例年菊花賞とは結びつかないトライアルとなるセントライト記念。無敗で制したとはいえ、今年の勝ち馬ロックドゥカンブも淀の3000mには?がつく馬だろう。ラップをみると12.0-10.7-11.6-12.1-…
牝馬として64年ぶりのダービー制覇を為しえたウォッカを筆頭に例年以上に多士済々がそろった今年の宝塚記念。だがこれだけのメンバーが揃ったからこそ、3歳牝馬が一番人気というのは荷が重すぎた感は否めないものだった。ボロ株さんが戦前に述べていた通り、…
G1馬たるものの器を見せ付けたダイワメジャーの勝利。 サンデーサイレンス産駒の鬼門といわれてきた安田記念だが、その理由はペースにあった。香港馬、短距離を使っていた馬たちが混ざり、かつある程度一団の競馬となるため、淀みないペースで最後まで脚をも…
またも後手に回ったがダービー回顧。 歴史が変わる瞬間を見るということはこういうことか。歴史的名牝の誕生を祝う初夏。6年連続の観戦となったダービーは、過去のどのダービーよりも勝者を称える暖かい拍手に包まれた2007年のダービーとなった。新スタンド…
結果を見れば非常に予定調和的だが、ペースに関してはまったくもって予想外になってしまった混戦オークス。気づいてみればマルガイ初のクラシック制覇という歴史的イベントが大変地味に発生したわけだが、とりあえず馬券は頭から3連単以外とれたので結果オ…
騎手というものは外差しのトラックバイアスにはかなり敏感なもので、先週〜直前の芝の結果から意識は完全にどうやって綺麗に外を回せるかにかかっていた。こういうときこそそれほど荒れていない道中はインで脚を溜めて、直線馬場が悪いギリギリのところを思…
完全に遅いNHKマイルカップ回顧をさらりと。馬場が悪くなった上に、内が荒れてきたということもあって先行馬にはツライ展開に。その中でも先行して2着に入ったローレルゲレイロは相当強い。強いが、勝ち味遅いのはもうどうしようもない。キングヘイローにし…
SSの時代が終わり、持久力勝負が戻ってきたステイヤーに必要な血。それはミスプロ系なのだ。そんな今後を見定める一戦となったのが今年の天皇賞春といっては言いすぎか。 もともと一昔前のステイヤー血統といえば欧州型と相場が決まっていた。しかし日本のSS…
超遅い回顧。 間違いなく勝敗を決したのは4ハロン目のヴィクトリーが先頭に立った時点。なんとラップが11.6。ここで前よりも中団以降の人気馬に、手の注意が向けられたのは想像に難くない。しかしここから何故かヴィクトリーは気持ちよく走り出してしまう。…
逆転は難しいと思っていたのだがアンカツに見事に嵌められた気分。前哨戦においては、必ずしも結果を出すことを求められないTOPクラスの騎手たちは、時に馬を試すような露骨な乗り方をトライアルでする。なかでもそのスタンスが露骨なのは武豊とアンカツ。こ…
ひっそりと1週間半遅れの高松宮記念回顧。といってもメモ程度にだが。スプリント路線はレベル低下が激しいというようなことを今年は書いていたが、それを踏まえて1200路線を使ってきたスズカフェニックスの陣営の勝利というところか。パトロールビデオを見る…