BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

【フェアリーS回顧】孝行娘が嬉しい重賞初勝利

【フェアリーS】(中山)〜フェリシア差し切り重賞初V!

中山11Rのフェアリーステークス(G3・芝1200m)は3番人気のフェリシア横山典弘騎手)が直線外を突いての差し切り勝ちで重賞初勝利を飾った。勝ちタイムは1分8秒5。

グラスワンダー産駒初勝利を挙げた孝行娘フェリシアが暮れに再度の親孝行。初年度から重賞のタイトルを父に届けてくれた。ここ2走は将来性を考えてか1400、マイルで競馬を覚えさせていたが春に備えて賞金をここできっちり加算するためにスプリント参戦。ペースが速くなったためこれまでのように掛かるところを見せずにじっくり追走。直線外に出すと弾けるような伸び脚を見せてくれた。グラスワンダー産駒は総じて父同様本当に鋭い脚を使えるのはそんなに長くないようで東京から中山に替わったのもプラスだったようだ。コーナーでマクリ気味に進出して直線一気に差しきるという競馬は父を思わせるものだった。本当に嬉しい重賞タイトルとなった。今後はやはり気性が課題。これまで1200は使ってなかっただけに折り合いがつくようになれば桜花賞でもそこそこ面白い存在となりそうなところだが・・・。

2着ペニーホイッスルは揉まれなかったおかげでキャリアの差がでなかった。潜在能力はなかなかのものがあるのだろう。一本被りとはいえ予想外の好走だった。ただこれで2戦連続しての1200mのレース。こういう使い方をすると間違いなくクラシックでは通用しない馬になる。そこらへんが松山厩舎らしい。それと相変わらず鞍上は重賞では勝てない騎乗っぷり。条件戦ならあそこで抜け出して押し切れるのだろうが重賞の厳しいレースでは脚を溜めた馬にやられる可能性が高い。今回も見事に最後脚が止まった。本当に毎回毎回型どおりのレースしか出来ない先生である。3着カシマフラワーは完全に騎乗ミス。スムーズだったら突き抜けたのだろうが・・・。9着マイネデセールは体重減が響いたレースの適性はピッタリだったはずだが2歳牝馬に-12キロは厳しい。