2歳戦も終了し、それなりの結果を出してくれたグラスワンダー産駒。ここでこれまでの少ないデータから若干の独断と偏見のもとにグラスワンダー産駒の特徴について少し書いてみたい。
1、叩き良化型
新馬戦での勝率は3.2%。全体の勝率は8%なので基本は使ってからの傾向が強い。新馬戦を勝った馬はそれだけ素質があると見ても良さそうだ。新馬でイマイチでも使っているうちに徐々にレースに進境が見られる馬が多い。
2、昇級戦で即通用
1勝目でフェリシア、オースミグラスワン、シルクネクサス、フジヤマセレスとそれなりの走りを見せた馬は次走昇級戦でもある程度の結果を出す。今のところ初勝利の次走で人気になっている場合は素直に信用して良さそう。
3、末脚は堅実
基本的に父同様売りはコーナーから進出して直線での豪快な末脚。ある程度のハイペースで追走しても末脚が鈍らないのが売りだ。ただし使える脚が長いというわけではないので、どちらかというと短いコースのがあっている。中山阪神のが当然向いている。
4、ネヴァーベンド血脈と相性良し
明確に出ているのがフェリシア、シルクネクサスなどネヴァーベンド血脈を持つ馬との好相性。未デビューの馬の中ではロードフレア(母クワイトザレディ)、スペシャルグラス(スペシャルレジーナ)あたりに注目したい。
結局のところいわゆるロベルト系の特徴がガッツリ出ているといっていい。となるとBT,シルヴァーホーク同様一発大物の期待や、G1などの大舞台での活躍、春先にかけての成長力に期待したくなるところ。何とかそこらも受け継いでくれているといいのだが・・・。