BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

【中山記念回顧】正月早々の好騎乗in中山

【中山金杯】(中山)〜クラフトワーク重賞連覇(ラジオNIKKEI)

中山11Rの中山金杯(G3・芝2000m)は1番人気のクラフトワーク横山典弘騎手)が直線抜け出して5勝目をあげた。勝ちタイムは1分59秒0。

新年早々参りましたといいたくなる△クラフトワーク騎乗横山典。予想の段階では外から追い込むという可能性が高いということ、また中山での実績が昔のものしかないということから評価を下げたが全くもって問題にならなかった。中山2000のお手本のようなレース。今度また機会があれば詳しく書きたいが、以前と違って格段に馬場の良くなった中山は内の芝状態がなかなか悪くならない。したがって距離ロスをしてまで外を回るメリットが少ないし、大外一気も決まりにくくなっている。道中はインコースで脚を溜めて3コーナー過ぎから、グーっと押し上げて直線入り口で前を射程に入れて一気に追い出す。そうネオユニヴァース皐月賞のように。これが今の中山2000の極めて理想的な乗り方なのだ。今回はこれが見事に嵌った。注意点としてはこの乗り方ある程度の度胸&馬を狭いところに入れる技術がないと出来ないので、外国人騎手やデムーロ横山典あたりは要チェックしたいところ。しかしまあお見事。

2着マイネヌーヴェル、3着△キーボランチクラフトワークが早めに押し上げて前にプレッシャーをかけたのが追い込み有利に働いての好走か。また正月最初の重賞とあって各騎手積極的に乗っているのもあったのも前が潰れた要因の一つかもしれない。時計の速いCコースとはいえ、金杯で逃げ馬を狙うのは避けたほうが無難か。反省。4着◎エイシンチャンプは逆に早めに押し上げられたのがきつかった。ただ内をがっつり空けてしまったのはいただけない。きちんと内を締めてれば3着はあっただろうに・・・。フルキチめ。5着アサカディフィートは後ろから過ぎ。これでは今の中山は届かない。蛇足ながらマイネヌーヴェルが差しきれなかったのも同様の理由であろう。