重賞史上最高配当! 連闘ヘヴンリーロマンス会心V!
札幌9Rの第41回札幌記念(3歳以上GII・芝2000m)は、連闘で臨んだ9番人気の5歳牝馬ヘヴンリーロマンス(松永幹夫騎手)が勝利、JRA重賞史上最高配当となる3連単2,759,500円の大波乱決着を演出した。勝ちタイム2分1秒1。
例年ならば急緩急のペースでマイラーや先行馬が好走しやすい札幌記念。しかし今年は有力馬が前に多かったことや、雨の影響などによりかなり淀みのない流れになった。12.6 - 11.5 - 12.1 - 12.3 - 12.0 - 11.9 - 12.0 - 11.9 - 12.0 - 12.8と5ハロン目から1000m12秒台が続くかなり厳しい流れ。これにより例年ならば残っていたであろうブルートルネードやコイントスが最後息切れしてしまった。一方選集も述べたスタミナ型のヘヴンリーロマンスや厳しい流れで浮上するダンス産駒のファストタテヤマには絶好の展開。見事に重めのヨーロピアンがワンツーを決めることとなった。秋に向けてこのような流れになるG1はあまり考えられず、特にヘヴンリーロマンスがエリザベス女王杯で過剰人気するのならば切りたいところだ。エリモハリアーは調子落ち、さらにダンスインザムードは立て直しは相当厳しいだろう。