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【ダイヤモンドS回顧】厳しいラップでステイヤー血統が浮上

今年は重賞(特に3歳)で厳しいラップが続いている傾向があるが、例年ならチンタラ走っての末脚勝負となりがちなダイヤモンドSにおいてもその傾向が見られた。12.8 - 11.7 - 12.4 - 12.5 - 12.2 - 12.6 - 12.0 - 12.7 - 12.7 - 12.1 - 12.5 - 12.7 - 12.4 - 12.4 - 11.7 - 12.3 - 12.6と道中は13秒台のラップがない厳しい流れ。この流れを積極的に前々で勝負してしまったら血統的に長距離の裏づけに乏しい1,2番人気馬はあっさりと馬群に沈むのもうなずける。

勝ったマッキーマックスは父ダンスインザダークもさることながら、母はディクタス*ノーザンテーストというステイゴールドを思わせるしぶとい血が満載。2着のメジロトンキニーズに至ってはモガミにヒンドスタンなども見える古風な血脈。今回のような厳しい流れともなるとこのような一見古臭い血統でも好走してしまうということ。SS亡き後もこのような積極的な競馬が続けば、血統的にはバラエティに富んだ楽しい競馬が見られそうでワクワクする。マッキーマックスは変に色気を出さないで乗れば天皇賞でも好走してきそうだ。メジロトンキニーズはG1でのスピードに対応できるかが問題。

3着トウカイトリックは今後も厳しい流れで浮上してきそうで楽しみな4歳。4着ハイフレンドトライはさすがリアルシャダイというところを見せてくれた。6着ハイアーゲーム、7着フサイチアウステルは本質的に中距離馬ということだろう。10着オペラシチーはいまだ本調子にはないということか。