BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

【阪神JF】やはりファンシミン系はトライアル牝系なのか

【阪神JF】(阪神)〜ショウナンパントルが3頭の競り合いを制す

阪神11Rの阪神ジュベナイルフィリーズ(G1・芝1600m)は8番人気のショウナンパントル吉田豊騎手)がゴール前での3頭の大接戦を制してG1阪神ジュベナイルフィリーズを制した。勝ちタイムは1分35秒2。

断然人気だったラインクラフトは終わってみると僅差の3着。これをどう見るべきか。というのもレース振りが何とも微妙だからだ。前半は好位のうしろでゆっくり追走し、4コーナーで外に大きく振られるもよく追い込んで3頭の争いに加わっている。不利のあった分負けてなお強しとも言えるし、前2走の強烈な末脚を発揮できていないところを見るにG1厳しいペースでの甘さを露呈したとも言える。どちらにとっても不思議ではないが、個人的にはやはりファンシミン系の限界が出てしまったという感想を抱いた。同父のスイープトウショウはどのレースも最後までキッチリ伸びてきていて、負けたのは直線に入るまでの展開にかかっているが、ラインクラフトは坂のところで脚色が鈍っている。G1で一踏ん張りできるかどうかというのは経験でどうにかなるものでなく、血統背景など持って生まれたものが大きいと管理人は考えている以上、ファンタジーSの走りは強烈ではあったがここで結果が出せなかったからには今後G1で頭にはしたくない。チューリップ賞で買い、桜花賞オークスで切りの方向で。

勝ったショウナンパントルは新潟のレベルが決して低くないということを見せてくれた。吉田豊がきっちり乗れたことも大きいが、こういう切れ味勝負で最後勝ちきれるのはやはりSS産駒の凄いところといえよう。こちらはラインクラフトとは逆にトライアルで消し、本番で買いで見ていきたい。アンブロワーズは函館では展開に恵まれた印象もあったが休ませたことでさらに成長してきた様子。こちらも母系の優秀さが最後2着にはいった要因ともいえるかもしれない。春のG1でもノーマークには出来ないだろう。ライプラスは少しローテと枠が厳しかったか。どこかで復活しそうな雰囲気。