【クイーンS回顧】秋につながるかは微妙な夏の牝馬重賞
【クイーンS(GIII)】(札幌)〜レクレドールが制す
札幌9Rの第53回クイーンステークス(牝馬限定GIII・芝1800m)は5番人気レクレドール(蛯名正義騎手)が制した。勝ちタイムは1分46秒7(良)。2着に10番人気ヘヴンリーロマンス。
休み明けのダンスインザムードが掛かってしまったために完全にレースが壊れてしまった印象。ビュンビュン前を飛ばす2頭を尻目に今までにない手応えで好位を追走したレクレドールが見事に勝ちきった。いつもより前にいけたのは洋芝適性か。秋に向けてというと若干フロックというか、秋のG1でこれほどスタミナを要求されることはないと思われるので過信は禁物。重い血統のヘヴンリーロマンスが2着の来れたこともそれを裏付けていると思われる。秋に向けてというなら3番手を追走し、一番人気らしい仕掛けで4着に残ったデアリングハートのほうが上か。順調に行けば秋華賞はラインクラフトとのワンツーは固そうだ。ダンスインザムードはしばらく復調は厳しいか・・・。