去年のフェブラリーSの覇者メイショウボーラーと同じくステップレースを連勝したリミットレスピッド。上のフサイチゼノン、アグネスゴールドは芝中距離で重賞勝ちだったが、この馬は母父NTのSS産駒らしく、ここまで芝の短いところでそこそこの結果を出してきた。だがどうにも良血のひ弱さのようなものを見せていてオープンでは詰めの甘い印象が抜け切れなかったのがここまでの戦績。しかし砂に変わってその詰めの甘いところが見られなくなった結果の重賞２連勝となった。芝での甘さが砂で快勝したのもメイショウボーラーと同じで本番に期待がかかるが、騎手が決まっていないこと、距離延長が微妙なところをどう見るか。勢いを見る限りなかなか切り辛いところではある。
２着のタイキエニグマは前走までの勢いそのままに最近好調のヨシトミがもってきた。前が厳しくなったのもプラスだったか。本番は芝スタートの東京マイルはあうのか正直微妙。今まで根岸Sで負けた馬が来ていないことを考えても買いづらい。３着トウショウギアは前が速くて行為をポカっと取れたのが大きい。こちらも本番は買いたくない。４着サンライズバッカスは直線何度も前が詰まったのが痛かった。いかにもトライアルという競馬でよく注意しておきたい。７着メイショウボーラーは斤量が響いたのかもしれないが去年のような勢いがないのが気になる。行きっぷりも去年のようなものが見られず、時計のかかる馬場だったら今年は買いたくない。
