【天皇賞・秋（GI）】（東京）〜ゼンノロブロイ 悲願のGI戴冠
東京１１Rの第１３０回天皇賞・秋（GI・芝２０００ｍ）は１番人気ゼンノロブロイ（O・ペリエ騎手）が優勝、初GI制覇を飾った。勝ちタイムは１分５８秒９（稍重）。２着にダンスインザムードが入り、藤沢和雄厩舎のワンツーフィニッシュとなった。３着アドマイヤグルーヴ。
城崎哲氏著のコースの鬼２を買った人は知っていることだが、東京は先日の改修の際に水はけの悪い３、４コーナーの内側に排水溝を埋め込んである。そのため去年のＪＣや今日のように朝まで豪雨でも当日に晴れていると急激に内側が乾いて、やたら内側が伸びるようになることがある。で今日の芝のレース、やはり内枠の馬が結構粘っていた。タマモクロスＭでマイネルレジオから勝負して惜しい４着でほぼ確信に。ところがここまでどのレースでも騎手が外を回るのである。勝浦が我慢して内を突くような素敵な騎乗をする可能性は極めて０で早くも外したなと思い、しょんぼりしながらレースを見ているとやっぱり先行した馬で勝負は決まってしまった。しかも１，２着は内を突ける外国人と武豊。思わずネオユニヴァースのダービーを思い出してしまった。はあ・・・。
○ゼンノロブロイは道中はインコースでじっと我慢、直線ばらけたあとに仕掛けてきっちり前を差し切るというペリエの完璧な騎乗。やはり役者が違った。とはいえ完璧な騎乗でダンスと接戦では今後が思いやられる。ＪＣ、有馬はこんなスローになると思えないのでせいぜい３着くらいだと思われる。ダンスインザムードはルメールに尽きる。あと輸送がなかったのも幸いか。次に買えるＧ１は安田記念あたりになりそうな予感。アドマイヤグルーヴも武豊が完璧にエスコート。が、これで勝てないあたり（そのうえにダンスに先着されてる）武豊もすっかりツキというか流れが悪い。秋のＧ１この流れが変わるかどうかは微妙なところ。４着▲ツルマルボーイはやはり力がある。中団から競馬をしたのもよかったのであろう。ＪＣも後方一気に賭ければ上位がありそう。５着ローエングリンは・・・もう勝てるところなさそうだ。◎テレグノシスはただでさえ距離が微妙なのに大外まわっては話にならない。マイルＣＳでは巻き返しもありそうだが。☆シルクフェイマスは完全に夏場の調整に失敗したのだろう。今シーズンはもう買いたくない。
追記：テレグノシスは大外から差すと予想してるのに内突けってのはいかがなものかと某所で突っ込まれてた('Ａ`)。確かにそれはそうなので反省の弁を。
１、前日の段階では午後まで雨降って、乾く暇がないと思っていた
２、しかも騎手がみんな外回るとは思わなかった。
３、挙句の果てにスローであんなに縦長の展開になると思わなかった。
つまり前日の段階では雨は降り続いて、スローでもう少し馬群がつまって、かつ外に馬が殺到するとは思わなかったから大外から差しきる予想を立てた。ところが蓋を開けてみたらどの馬も内がいいのにアホみたいに外をぶんまわしてる状況だったので唖然としつつ、だったら内突くとか頭使えよと思った次第。まあ前日の段階で馬場が読めたら黙って馬券で生活します＿|￣|○
