BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

JC&JCDの雑感

【ジャパンCダート(GI)】(東京)〜タイムパラドックスが制す

東京10Rの第5回ジャパンカップダート(GI・ダート2100m)は4番人気タイムパラドックス武豊騎手)が直線内から抜け出して優勝、GI初制覇を飾った。勝ちタイムは2分8秒7(良)。圧倒的1番人気に推されたアドマイヤドンは2着に敗れた

【ジャパンC(GI)】(東京)〜ゼンノロブロイ圧勝

東京11Rの第24回ジャパンカップ(GI・芝2400m)は1番人気に推されたゼンノロブロイ(O・ペリエ騎手)が2分24秒2(良)のタイムで優勝、人気に応えてGI連覇を達成した。2着に2番人気コスモバルク、3着に7番人気デルタブルースが入り、日本馬が上位を独占した。

こちらも時間がたってしまったので簡単に感想レベルの回顧を。JCDは武豊に尽きる。ここ最近では珍しく(?)見てるほうを唸らせるような好騎乗。これ以上ない乗り方での大金星といっていいだろう。確かにタイムパラドックスも地力をつけているのだろうが嵌りすぎた面もあるので次走が人気なら頭は嫌いたい。アドマイヤドンはやはりここに来て年齢による衰えが目立っている様子。勝ち馬より若いのだが2歳G1を勝ち、ドバイにも遠征していることを考えるとそろそろ限界が来ていても不思議ではない。ズブくなっているところを見ても競走に気が向いていないだろう。

芝のほうはなんだかなあという結果。勝ったゼンノロブロイは確かに圧勝だったが競馬が楽すぎた。馬群の切れ目で一頭で内ラチ沿いをスイスイ走れたことが3馬身差もつけられた一番の要因だろう。有馬記念は一本被りだろうが非根幹距離が向いているとも思えないので微妙なところ。改修後の東京競馬場は2400でも2200みたいなレースが増えているだけにこれを圧勝したロブロイを切るのもどうかとは思うが・・・。コスモバルクはG1ではじめて理想的な展開に。逃げ馬の離れた2番手という絶好のポジションが取れたのは馬の成長か騎手の腕か。ただ厳しい競馬には違いないのでそこを2着確保は力のある証明。こちらも有馬記念の取捨に悩む一頭だ。3着デルタブルース菊花賞馬の意地を見せてくれた。ただロングスパートの菊花賞馬が3着に来れるところを見ると東京競馬場はすっかり新潟のようなつまらない競馬場になってしまっという気もする。