BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

壊れそうな馬ばかり作ってしまうよ

ガラスのキンカメ。またもG1馬に屈腱炎を発症させてしまった松田国英調教師に対する雑文。きちんと考えをまとめてないので適当な面も多いですが。

ローテーションについて

松田国調教師がこだわるNHKマイルC→ダービーの連覇にどれほどの意味があるのか。そのうち暇なときに詳しく書く予定だが6月の東京の馬場というのは毎年劣悪な環境にある。野芝の生育期は夏であり、6月というのは前年から使いつづけた影響で馬場はボコボコ、緑に見えるのはほとんどが洋芝もしくは緑色の目砂。そのうえバンバン伸びる洋芝を時計がかからないように短めに刈るためクッション性にも欠けるいう状態。この状態の馬場をまだ体が出来上がっていない3歳馬がG1を中3週で使うというのはかなりの負担になると思われる。また確かにマイルとクラシックの距離を勝てるというのは能力証明の証拠になるとは思うが、3歳春の距離適性というものは結局多くの場合その時点での絶対能力でクリアしてしまうことが多い。もし能力の証明を行いたかったら古馬になってマイルG1に出ればよいだけのこと。それを無理にマイルC→ダービーを使って馬に負担をかけることにどこまで意味があるのかと考えると正直疑問を感じざるを得ない。

馬の作り方について

故障が判明したこと自体は昨日だが、未確認情報ながらその前から関係者の間では噂にはなっていた(@とる足らスレ)らしい。確かに神戸新聞杯の前には撮影拒否を行うなど不自然な面もあった。確かにG1を勝つためには120%の力を発揮できるような仕上げが必要だとは思う。速く走るために生まれたきたサラブレッドにそれをしないのは本末転倒と行ってもいいかもしれない。だが松田国調教師はG1馬は負けてはいけないという思いが強すぎる気がする。過去全勝で競争生命を無事終えた馬というのはほとんどいないわけで、ある意味トライアル、ステップではどこまで手を抜いて、目標のレースにどこまで完全に仕上げられるかが勝負のはず。藤沢師のように長距離G1を挑むのにヌルイ調教しかしない(クリスエス@有馬、ロブロイ@天皇賞はキッチリ仕上げたらしいが)のはそれはそれで問題だが、レースに出すたびに100%の仕上げをするように思える松田国師の馬の作り方も問題のような気がしてならない。壊れるか能力を最大限を発揮できるかは微妙なさじ加減ひとつだとは思うが、そのひとさじの使い方があまりに下手なのではないかなあと思ってしまうのである。