BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

競馬の中心にいるのはアンカツなのか?

アンカツは今年G1を4勝目。このままいくと年間G1最多勝記録を塗りかえそうな勢い。以前のテキストで武豊がレースにフィットできなくなっていると述べたが、今のアンカツはその逆でレースの流れが完全にフィットしている印象。また武豊のサンデー同じようにダンスインザダーク産駒の扱いを完全に手の内に入れているようだ。

というのも、ダンス産駒は長くいい脚を使うのが特徴だが、サンデー産駒と違ってギアを一瞬で入れることが出来ない。ギアを段階的に踏んで、惰性をつけてスピードを少しずつトップスピードに乗せないといい脚を使えなくなってしまう。そのためどうしても前につけるなら他馬より速めに抜け出して逃げ込みをはかるほかないし、後方からなら途中でスピードを落とさないように馬群の外を回ってまくり加減に上がっていくかをするほかなくなってしまう。このことが弱点となってG1ではどうしても善戦どまりになる傾向があった。

しかしアンカツは持ち前の馬をまっすぐ走らせ、馬の脚を残して追う技術と勝負勘でその弱点を補っている。ザッツの菊花賞では早め先頭でサンデー産駒に対しては脚をなしくずしに使わせ、また追いの技術で脚を持たせることを可能にした。安田記念では本来大外をまわって追い込むのがパターンだったツルマルに対し、持ち前の勝負勘であえて内を突き(当然馬をまっすぐ走らせられないと話にならない)善戦どまりに終止符を打った。もちろん内がポッカリ空いたことも勝因であろうが、それもレースが見えている証拠といっていいかもしれない。ダンスインザダークがリーディングを取るのと、アンカツの引退がどっちが早いかはわからないがアンカツの勢いはとどまることがなさそうだ。

※書いたそばから2chの金満スレにリンクつきで同じようなことが書き込まれてて笑ってしまった。みんな考えてることは一緒なんですなあ。