BrainSquall

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【シンザン記念回顧】SS無き競馬へ

毎年人気を集めるSS産駒がいなかった今年のシンザン記念。レース結果はSS亡き後の日本競馬のひとつの示唆になったといっては言いすぎだろうか。1着ゴウゴウキリシマはスローで逃げて押し切った。今までならば、ためることで極端に末脚を引き出せるSSが多かったがために、この程度の流れでは後ろから差し切られるのが当然であった。しかしSSがいなければ前に行ったほうが有利なことは明白。さらにラップを見れば、遅くても12.1程度しかペースが落ちていない。SSがいないがために騎手にためる意識がなくなってきている一つの兆候に見られる。SSに乗れなかった武豊がスローを読んで、きっちり前目につけいたのも象徴的だろう。以前SS産駒がいなくなったあとの武豊ってどうなの?と書いたが、シンザン記念を見る限り、対応してきそうな予感。まあリーディングジョッキーは伊達じゃないということか。3歳世代が好タイムを連発してるのもこの辺に関わるのではないかと思うが、これはまた別のコラムで。

勝ったゴウゴウキリシマキングヘイロー産駒らしくある程度平均的な流れで浮上。マイルの流れが向いた。2着グロリアスウィークは京都芝1800mでの勝ち鞍があったのが大きい。比較的京都芝1800と芝1600はリンクしやすいので今後も注意したい。3着ロジック、4着イースターは以前書いたとおり1400専用の馬。メンバーのレベルが低かったゆえの人気とはいえマイルでは信用できないのは当然であった。