BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

あの娘ぼくがツルマルボーイ買ったらどんな顔するだろう

強引過ぎ。結構評判がいいG1考察第3弾。今回は天皇賞秋について書いてみたい。そのうち別カテゴリで分けるかも。

さて今回まず疑いたいのは東京芝2000m外枠不利説。以前から東京2000mポケット発走後のコース形状によって外枠が不利と言われてきた。しかし現在ではそれほど気にする必要はなくなってきている。現に去年の覇者シンボリクリスエスは18番枠であった。では具体的な数字を出してみよう。改修後の東京芝2000mの枠別連対率と複勝率は次の通り。

1枠:11.7%16.7%

2枠:13.8%:23.1%

3枠:18.6%:30.0%

4枠:18.1%:20.8%

5枠:15.1%:23.3%

6枠:18.4%:30.3%

7枠:17.6%:24.7%

8枠:13.2%20.9%

確かに多少数字は悪いが言われてるほどはない。逆に一枠の成績不振のほうが目立つ。ではなぜこのようなことが起きるかというと、まず改修によって外にふくらみ気味であったポケットから2コーナーを直線的にしたことあげられるであろう。改修により2コーナーへの進入角度が浅くなり外枠の不利が軽減された。これにより距離損がだいぶ緩和されたのである。そしてもう一つの変化の要因はゲート位置を外柵いっぱいに置くことになったことであろう。これによりコーナーへの進入はかなり楽になった。ただし外枠の先行馬はいまだ楽とは言えない。内枠に先行馬がいればやはり前に行くのは辛くなるからだ。なお1枠の成績不振は外から馬が殺到することにより不利を受けやすいのが原因であろうと推測される。以上のことから言えるのは逃げ馬は内も外も厳しい、逃げ馬が多い場合は外枠の差し馬は揉まれない上に縦長の馬群になるので距離損も少なく有利ということになる。以上データを交えながらコースの鬼などを参考に書いてみた。

次に最近の天皇賞秋は京都大賞典組が優勢なことについて触れておきたい。たしかに98年以降は京都大賞典組が6連対と毎日王冠組を圧倒している。これは最近の天皇賞が速いペースになってラストの上がりがかかるようになったことが原因と思われる。前半が遅いと後半は12秒を切るようなペースが続くようになりマイラーが台頭してくるが、前半が早いと後半は12秒台に1回か2回11秒台が挟まる程度のレースとなり、中距離〜クラシックで実績のある馬が浮上することになると考えられるのだ。ただしそれでもある程度のスピードの裏づけがあることが条件。そのため京都大賞典を差して勝った馬は少し疑いたいところではある。

最後に天皇賞秋は現在SS産駒の連対は4年間見られないことに注目したい。改修後の東京芝2000mのSS産駒の勝ち馬は9割が1、2番人気。あまり向いているとはいえない条件になっているといえよう。今年は有力馬が軒並みSS産駒となりそうだが果たしてどうなるか。それぞれ見てみるとどの馬も一長一短で絞れないがローエングリンが速めのペースを刻み、なおかつそれを有力馬が速めに追いかけることを考えるとここ最近の傾向と同じになる可能性が強い。そうなると京都大賞典を差したナリタセンチュリー基本的に差しで長い脚を使うリンカーンも微妙、またテレグノシスも最後にスタミナ負けしてしまいそうだ。逃げ馬のローエングリンも買いづらい。現時点で推したいのはゼンノロブロイシルクフェイマスツルマルボーイあたりということになりそうだ。ただシルク、ツルマルは状態がどうも信用できない・・・。今週も積極的に買いたい馬がいないG1となってしまいそうだ。