BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

【第78回東京優駿回顧】混戦クラシックを突き抜けて二冠達成

土砂降りの雨の中迎えた2011年の日本ダービー。今年はPOG指名馬のヴィクトワールピサが人気で迎えた去年とは違い、出走馬に対してはかなりフラットな気持ちでこの日を迎えることが出来た。コティリオン出てるのだけど、この雨じゃ出番はなさそうだったしね。ただしデットーリについては別。とにかく天才騎手と呼べる騎手というのはデットーリor福永洋一しかいない主義なので、週中の確定が来た時点で完全にお祭りモード。というわけで、朝起きて予想を考えるも、デットーリ参戦に浮かれてしまって、フワっと◎デボネア○ユニバーサルバンク▲ベルシャザールトーセンラー。何とも緩く纏めた感じに終わってしまった。お祭りモードのまま府中に昼前につくと、スタンドでハルヒ驚愕を読みつつ、15時40分。今年もダービーのこの時刻を迎えられたことに幸せを感じつつも以下回顧。(競馬クラスタ開門ダッシュ班ありがとうございました。)

レースはオールアズワンが積極的に飛ばす展開。父ネオユニ、母父ナリブで札幌2歳S勝ちと力のいる馬場は得意そうな馬だけに、あまりノーマークだとやられるぞと思いながら眺めた2コーナー。向こう正面に入ると馬群が縦長に。どの馬がというわけではなかったが、この時点で何となく馬場の巧拙で各馬の追走ぶりに差が出てきた感じに。直線に入るとバラッバラッとした感じで各馬仕掛ける。何となくバタバタしてるなと思ったのもつかの間。外からウインバリアシオンが伸びてくるのを確認。ギャー!アンカツたまらんわー、デボネア終了かーと思ったところを、その内から突き抜けたのがオルフェーヴル。距離も馬場も関係ない末脚で見事な二冠を達成した。

改めてリプレイやパトロールビデオを見ると、かなり直線入り口では厳しい競馬を強いられていたオルフェーヴル。抜け出した後に内に切れ込んだのはご愛敬だが、抜けた末脚と精神力。混戦と見られていた牡馬クラシックだったが、終わってみればこの馬が一番強い。どんなときも強い。ということを見せつけられた形となった。個人的にはサニーブライアンが勝ったときのダービーに似た気持ちといってもいかもしれない。とにかく世代の中ではケチのつけようがない強さだろう。この後は三冠か天皇賞か。調教師は三冠に重みを感じるとコメントしていたが、個人的には重もこなしたわけだし、凱旋門賞に行って欲しい。それくらいの抜け方を2400まではしてると思うし、中途半端に菊仕様にして、ステイヤー資質で負ける姿も見たくないというのが正直なところ。そのままご来場した殿下に買い取られて、海外にサンデーの血を広めて欲しいという気持ちにまでなっている。とにかく強かった。

2着ウインバリアシオンは青葉賞だけ見たら、とてもココでは買う気にはならなかったのだが、StormBirdってのが、この馬場には良かったのか。アンカツのキメ打ちも嵌った形。あとは馬場の影響もあって、好位で追走した適性のない馬がバタバタになったのも効いたかも。3着ベルシャザールは大型馬らしく、この馬場で浮上。人気が落ちすぎてる感はあったので、個人的には納得の好走。4着以下についてもまあ頑張ったねという感じではあるが、正直オールアズワンに先着できなかった馬は、からっきし重馬場がダメだということだろうし、何とも評価に困る一戦。まとめてみれば勝ったオルフェーヴルは抜けて強かった。あとは適性とロスがなかった順にきたんじゃねといったところか。コティリオンなんかは特に良馬場でやらせたかった。全馬反動が出ないといいのだけど。ノーモアロジユニヴァース。何はともあれ見事な二冠でした。これにて競馬的には一年も終了。皆さんお疲れ様でした。また来年のダービーまで夢を見ましょう。

最後にPOG的には今年はギリギリ及第点といったところだったので、来年はもう少し上を目指します。募集要項ももうすぐ出しますよ。皆様よろしくお願いします。