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競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

【第27回ローズS回顧】上位3頭は本番が楽しみな秋華賞トライアル

引き続きローズSも回顧してみる

レース結果

関西TVローズS(G2)

レース回顧

春の実績馬が順調に駒を進めてきたローズS。断然本命に押されたレッドディザイアは2着。勝ったのは春は忘れな草賞を勝ってオークス4着と好走していたブロードストリートだった。ラップを見てみると12.4-10.9-11.2-11.8-11.8-11.4-11.4-11.6-12.2。メモリーパフィアが逃げたペースは前半58.1。馬場の良い開幕週とはいえ、これを後半46.6でまとめたのだから、レコードタイムも納得のレベルの高いレースだった。1着ブロードストリートは好スタートから好位の後ろでじっくり脚を溜める競馬。直線追い出されるとキッチリ伸びて、外からきた2着馬も押さえきった。いかにもインを突けるアグネスタキオン産駒らしい競馬。開幕週に強い母父Cozzeneも効いたか。自在性もあるし、本番の平坦京都内回りは持ってこいだろう。ブエナビスタが相変わらずの競馬をするなら十分勝ち目はある。

2着レッドディザイアはいかにも四位鞍上のトライアルといった試運転。今回は外を回したが、この馬は本番は早めに抜け出す競馬を試みるだろう。若干シルバーコレクターぶりが板についてきてしまっているのが気になるが、本番に向けてはまずは視界良好といったところ、1着馬との差は仕上がりと、トライアルに徹した競馬の差と見ておきたい。3着クーデグレイスはこのペースで先行してギリギリまで粘り混むのだから、スムーズに厳しいラップの競馬をさせたら強いダンシングブレーヴの血がよく出た競馬だった。本番は反動と、今回の1,2着馬が早めに動くであろう事が課題ではある。課題ではあるが、もしブエナビスタを気にして他の馬の仕掛けが遅れるようだったらチャンスはあるといえよう。穴でもう一度狙いたい。4着ミクロコスモスは馬群に突っ込めず競馬に注文がつくタイプだけに、レベルの高いレースとなるとそのロスが命取りとなる。今年の3歳牝馬路線はレースが上手い馬も、ロスが多いけど半端無い末脚を持つ馬が両方いるだけに、この馬が頭に出てくるイメージはわいてこない。

レース後のコメント


◇1着ブロードストリート

※藤田騎手 今日は馬の力を信じて、いつもより前目の位置で運ぶつもりだった。直線は外からレッドディザイアがきているのは分かったけど、こちらも道中で脚が溜まっていた分、よく伸びて凌いでくれたね。春と比較してお尻の肉づきが良くなった気がするし、数字はそう増えていなくても、全体にいい筋肉がついてきたよう。次のG?でも今のいい状態を維持していければ楽しみ。

→今回は好騎乗で2着馬を完封。仕上がりが良かった分状態維持は今後の課題か。

◇2着レッドディザイア

※四位騎手 勝った馬はインで我慢していたが、ゴチャつくレースは嫌だなあと思っていたからね。外からミクロコスモスがマクッてきた時もヒルむことはなかったし、その後もいい感じで伸びていた。体も理想的だったしね。勝って本番に行けるのが一番だったけど、時計も速かったし、秋緒戦とすれば好発進といえるんじゃないかな。

→トライアルの競馬に徹したことが伺える内容。

◇3着クーデグレイス

※川田騎手 道中はいい位置で運べました。そんなに切れる脚を使えないと聞いていたから、4角は早目に動く形で。先頭へ立つとフワッとする面はありましたが、上位の2頭は実力馬。健闘してくれたと思いますし、秋華賞の出走権も取ることができましたからね。

→追わせる馬に乗せると川田は上手い。是非本番も乗って欲しい。