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【スプリンターズS回顧】好レースを制した世界のスプリント王

【スプリンターズS】(中山)〜世界最速最強を証明!サイレントウィットネスが完勝でGI奪取

中山11Rのスプリンターズステークス(3歳以上GI・芝1200m)は、1番人気サイレントウィットネス(F.コーツィー騎手)が優勝。勝ちタイムは1分07秒3。

終わってみれば強い馬が強い競馬をして人気どおりの決着。勝った◎サイレントウィットネスは前半32.9、結果として先行馬総崩れの流れを軽々と追走して、あっさりの抜け出し。ラスト1ハロンも11.8でまとめて、世界最強のスプリンターとしてのポテンシャルを存分に発揮したレースとなった。とにかく1200以下では実力が違う。セン馬ということもあり、来年も現役続行。グローバルスプリントチャレンジに参戦するらしいが当然中心視されるであろう。とにかく強いの一言。

2着の▲デュランダルもその実力は存分に発揮した。強烈な末脚は今日も健在。ラスト3ハロン32.7というタイムは素晴らしい。が、やはり前半置いていかれるというスプリントを走るには致命的な欠点を世界最強馬を相手に補完するには少し足りなかった。前も止まらない1分7秒台前半で決着するようなレースになると勝てないという時計面の限界を改めて露呈してしまった形。とはいえ能力にかげりはなく、400m伸びるマイルCSでは当然巻き返せるだろう。

3着アドマイヤマックスはやはり超G1級を相手に勝つには力が足りない。高松宮記念は本当に全てが噛み合ったのだろう。今回もかなり上手くは乗っているのだが。乗り難しい面もあり、馬券的には今後も積極的には買いたくない馬だ。マルカキセキは内容的にも着順的にもよく頑張っているが、G1で勝ちきれるかは別問題。G1では掲示板が限界という馬だと思える。○キーンランドスワンはまだ良化途上だったか。スタートが良すぎたのも逆に災いしたのかも。時計面の限界もあるか。とにかく上位2頭の強さが目立った今年のスプリンターズSは時計面でも内容面でもここの数年のスプリントG1の中で稀にみる高レベルの好レースとなったのは間違いない。