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競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

神戸新聞杯回顧

【神戸新聞杯(GII)】(阪神)〜キングカメハメハ 盤石の競馬で充実の秋へ

阪神11Rの菊花賞トライアル(3着まで優先出走権)、第52回神戸新聞杯(GII・芝2000m)は、圧倒的支持を集めたダービー馬、キングカメハメハ安藤勝己騎手)が期待に応えて完勝、秋の大一番に向けて順調なスタートを切った。勝ちタイムは1分59秒0(良)。2着に3番人気ケイアイガード、3着に2番人気ハーツクライが入った。

東とは打って変わってレベルの高い一戦。その中でもキングカメハメハの強さは突出していた。何しろラップが凄い。レースは12.7 - 11.8 - 12.4 - 12.1 - 12.2 - 11.9 - 11.4 - 11.4 - 11.2 - 11.9となんとラスト5ハロンが全て11秒台。それを後方からマクって抜け出しているのである。普通の馬なら前を捉えられる流れではない。本来なら3着ハークツライの競馬でも負けてなお強しと言えるはずが、勝ちきってしまうのがこの馬の恐ろしさ。個人的には今の段階でも歴代最強クラスの能力を持っていると言っていいと思う。スローペースでもハイペースでも自分から動いて勝つことが出来る以上、日本で今後負ける姿は想像できない。先日のセントライト記念コスモバルクも強かったが、今のキングカメハメハならあの流れでも楽々バルクを捕えてしまうだろう。間違いなく秋はこの馬が主役。海外でも十分通用するはずだ。来年は綿密な計画のもとで腰をすえて挑んで欲しい。ドバイWCでも凱旋門賞でもBCでも調整さえ上手くいけば必ず通用する。とにかく強いの一言。順調に進んで欲しい。

2着ケイアイガードもいい競馬をしたが相手が悪かった。今後はG1でも好走できるだろう。サンデー産駒のハークツライには流れが厳しすぎた。ラスト4ハロンで12秒台が入るような流れなら差しきれたのであろうが・・・。ただ菊への視界は良好だ。現時点で菊で勝負になるのはハイアーゲームとハークツライだけだろう。