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BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

【第143回天皇賞(春)回顧】10年代の輝く3000強のレースを軽く振り返る

タイミングを逸したのでメモ程度に。とりあえずは、押し出された人気馬2頭(トゥザグローリーローズキングダム)に距離適性がなかったことと、ペースを作ろうとしたゲシュタルトコスモヘレノスの両騎手が3000級レースのラップの刻み方を全くわかってなかったことが、乱ペースの原因かと。その中で自分のペースを守る騎乗ができた(&折り合いに自信)があったヒルノダムールエイシンフラッシュの2頭が上位に来たという流れ。

とはいえ、今回のレースをスローの末脚勝負とみるのは当然間違い。ナムラクレセント@和田騎手が残り1400から勝負を賭けたために、キッチリレースに乗れていたヒルノは1200m付近から、フラッシュは残り1000mからペースアップをはかっているのだから、前半折り合った上でどれだけ長く脚を使えるかが問われる昨今のステイヤー決定戦らしい体裁は保ったといえよう。その流れのなかで、これまでの中距離戦線では「ズブさ」と共にマイナスに作用していたヒルノダムールの末脚の持続力が真価を発揮したということ。皐月賞で追い込んで上位に来れる馬というのは大抵の場合、仕掛けてからの末脚の持続力に強みを持つ馬であり(その頂点がディープインパクト)、その文脈でいえば、ここでの戴冠も不思議ではなかった。勝負どころでのギアを段階的に入れられたことと、4コーナーの下り坂が向いた面もあるが、これだけ長く脚を使えたのだから、宝塚記念でも大崩れはないだろう。

エイシンフラッシュは外枠で折り合いに苦労したこと&5ハロン勝負には向いてない面もあるところから遅れをとったが、ダービー馬の維持は見せた形。決して向いていない流れでの2着。強い4歳世代ではあるが、一番凱旋門賞に向いているのは当然この馬である。3着ナムラクレセントは和田の気合の入ったスパートが実を結んだ形。欲を言えば出遅れないで好位につけた上で、坂の下りからの1000m強のロングスパートを決められれば勝てたと思うのだが。こればかりはレースの綾なので仕方ない。ただ仕掛けなければ3着もなかったわけで、道中先頭に立った4頭の中で、ナムラクレセントだけは意義のある仕掛けだったと言えよう。

4着マカニビスティーはロスのない競馬と馬場が向いたとはいえ驚いた。5着6着あたりは4歳との差を見せ付けられたかな、その中では頑張ったよねという評価。ペルーサは小さくまとまってきた印象。んー中距離に絞ったほうがいいのでは。11着ローズキングダムは折り合いに苦労していたが、自分との戦いに必死で今日もレースの流れに乗れず。武豊としては割りと良く乗ってるのだろうが、既に他騎手が武豊を恐れていないことが、顕著に出た結果の11着とも言える。トゥザグローリーはもともと3200mが走れる馬とは思えず、折り合いにチグハグなレースになったのも仕方がないところ。ただ道中先頭は折り合いすらつけられない、レースの流れも作れないを露呈しまったのは、ちょっと情けない。変に1番人気を意識しすぎた結果に見えて、腹をくくればよかったのにとは思うが。出入りが激しいレースになったものの、だからこそ3000m強のレースがG1としてある意味が出てくるというわけで、全体的には騎手の技量も良く見れて面白かったレースだったと思う。

最後に実に味わい深いラップのレースともなったので、ぜひ上がり3Fのラップタイム検証さんのところの各馬ラップを見て、みんなニヤニヤするといいと思います。