新年あけましておめでとうございます。今年もBrainSquallをよろしくお願いします。先日も書きましたが、今年の競馬サイト的目標としては週3更新プラスアルファ(ニュース2、回顧1と月2回くらいはコラム)としたいと思います。不況もいつが終わりともしれず、暗い競馬界ではありますが、競馬そのものに目を転じれば、SS時代も完全に終わり、武豊への騎乗馬一極集中も終わり、馬券的には非常に面白い時代となっています。こんな時代だからこそ、しっかりと馬券で稼ぐために回顧をしっかりやっていきたいと思う所存でございます。なお、このサイトへの応援、期待、不満、批判等ありましたら、コメント、スター、メールなどをいただければ幸いです。誤字脱字勘違いの指摘も大歓迎です。右サイドバーにフォームも用意してありますので、是非どうぞ。このサイトのモチベーションはグラス産駒の活躍と、皆様の突っ込み等々で支えられていますので、別館共々今年もよろしくお願いします。
と、挨拶はこれくらいにして、新年一発目エントリは「BrainSquallのエントリと共に2008年を振り返る」です。エコ万歳!
2008年G1回顧編
◆【第38回高松宮記念回顧】例年とは違うリズムが求められた春のスプリントG1
◆【第68回桜花賞回顧】凡走理由は書けても、好走理由は書きにくい大波乱
◆【第68回皐月賞回顧】マイネルのクラシック制覇はまだまだ遠い
◆【第137回天皇賞(春)回顧】ステイヤー決定戦としてすがすがしい好レース
◆【第13回NHKマイルカップ】施行条件が変わって黄金ローテは健在
◆【第3回ヴィクトリアマイル】東京マイルの変貌とダービー馬の苦悩
◆今年のオークスが浮かび上がらせた裁決における「2つの身内」の問題
◆【第58回安田記念回顧】ウオッカが強烈に酔わせてくれた2008春ベストレース←暫定
◆【第42回スプリンターズS回顧】全てがかみ合った綺麗な勝利
◆【第138回天皇賞(秋)回顧】「魅力以上の強さ」への可能性を残したウオッカの勝利
◆【第33回エリザベス女王杯回顧】実に「らしい」勝利のリトルアマポーラ
◆【第28回ジャパンカップ】ターフに驚異ともに、銀幕の英雄が舞い降りた
◆【第60回朝日杯FS回顧】一足早く11年ぶりの中山に帰ってきた驚き
◆【第53回有馬記念回顧】ダスカが・・、まだ、逃げてる途中でしょうがっ!!
※こう見ると宝塚記念とか、マイルCSとか、阪神JFとかはサボってるけど、意外としっかり回顧は書いているんだなと自分を褒めたくなるw 時系列順に振り返ると、高松宮記念、桜花賞、皐月賞は春のフジキセキ・フレンチ・タキオン祭りの始まりだった。この時点でトレンドを読めていれば完璧だったのだが。レジネッタについては何で好走したかわからないとか書いてるけど、今考えると強かったからとしかいいようがない。皐月賞回顧はありふれてはいるが、マイネルの限界を指摘したエントリ。今年の3歳マイネル勢が全く走っていないので活かす機会がなさそうなのは残念。天皇賞は良いレースだった。この時点でメイショウサムソンの能力のかげりをキチンと指摘しているのも良いことだ。勝ち馬は引退してしまったが、ホクトスルタンとスクリーンヒーローが今年も好レースを見せてくれることを期待したい。
この後もフジキセキ・フレンチ・タキオン祭りは続くわけだが、やはりこの流れの裏にあるのは、「今後のG1はレースが上手い馬ではないと勝負にならない」ということだろう。親父ギャグとか言うな。SS産駒がいなくなり、突出した身体能力を持った馬が減ってきた現在、単純に「その馬の身体能力を出し切る」だけの競馬ではG1は勝てなくなっている。いかに能力を持っていようと、その力がレース全体の流れともフィットしなければ勝つことはできない。「能力をレースで上手く出し切れる馬」でないと今のG1は勝てなくなっているのだ。秋にブレイクしたグラスワンダー産駒もレースが上手かった。トライアルでハマった競馬をした馬をいかに見抜くかというのはこれから大事になって来る。
話を戻して、NHKマイルCとダービーはディープスカイの連勝。秋の結果からして上の世代と混じっても十分TOPクラスの能力があることは証明された。ただ適距離はたぶん2000mまでだろう。一番逆らえないのは安田記念と思われる。一方ヴィクトリアマイル、安田記念はウォッカが話題の中心。上記に書いたご時世で能力差だけの競馬を続けるこの馬の身体能力には恐れ入る限り。ただ今年も勝ったり負けたりを繰り返すのも間違いない。
レースそのものより周辺が話題になったのがオークス、秋華賞、JCD。そのへんの話題については各回顧、および関連エントリをみていただきたい。なお今年からは審議状況についてのアナウンスもより詳しくなるとのこと。こうやってちょっとずつでも前進していくJRAはもっと褒められてもいいとは思う。
今年の魅せるベストレースとなったのは天皇賞秋。現地で見ていたが本当に名勝負だった。是非回顧と共にあの走りは振り返っていただきたい。一方強さのベストレースとなったのが有馬記念。回顧ではスクリーンヒーローの敗北を受け入れられない管理人が、ダスカに文句をつけているが、本当に強い競馬だったのは間違いない。今年一番強さをみせたといって過言ではないだろう。とにかくドバイWCに行って欲しいんだよなあ。
そして最後に大々的に振り返りたいのは当然、秋のグラス祭りである。スクリーンヒーローが勝ったJCは本当に震えた。有馬記念でもダスカに真っ向勝負を挑み、掲示板を死守した姿はグラ基地として、涙無くては語れない。今年はさらなる飛躍を目指してまずは天皇賞まで無事に進んで欲しい。あー今から楽しみすぎる。そして親仔制覇を成し遂げたセイウンワンダー。岩田を鞍上に押さえているのも心強い限り。ロジユニヴァースも強そうだが、高速馬場になりそうな皐月賞はセイウンワンダーに分があるはず。ソフ開も受かったので、春の情報処理試験もサボれるし、中山まで応援にいくからね、はあはあ。障害のマルカラスカルも健在で嬉しい限り。春は素晴らしい勝利。冬の中山大障害ではお茶目なところを魅せてくれたが、また春にリベンジを果たしてくれるだろう。書いててテンションがあがってきた。というわけで、2008年のG1戦線はやはりグラス最強だったということで締めたい。
2008年コラム編
◆今年のオークスが浮かび上がらせた裁決における「2つの身内」の問題
※去年はコラムサボってるのが露骨にわかりますね。まあそれぞれについては各エントリで言いたいことは書いてるので、今更触れないが、ネガティブな話題が多いなあw 今年はもうちょっとポジティブなコラムを書こう。
以上、簡単にBrainSquall的に2008年を振り返ってみた。なんだかんだで収支もプラスだったし、良いレースも見れたし、グラス産駒は平地G1勝つし、結構競馬が楽しめた気がする。次回は2008年競馬界10大ニュースの予定。さてニュースを読み返すか・・・。