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【第54回日経新春杯回顧】G2というにはお粗末なレース展開

ハイペース、SS健在を見せ付けて、京成杯とは真逆な結果となった日経新春杯サイレントディールがスタートして3ハロン目が11.0のダッシュ。しかしハナに立ってからは、一転ペースを落として13.0を連発。7ハロン目で13.8まで落とすとあっという間に後続に詰められて、先行した利が全くなくなってしまった。馬任せに逃げるにしても、これではペースをコントロールできてないので暴走してるだけとしかいえない。重賞なのだから、もう少し締まった競馬をして欲しいものだ。

結局前を無視してマイペースで走った後続の末脚比べとなるとSSに有利な流れに。SS産駒の初重賞という使い古された格言どおりの決着となった。トウカイワイルドは5歳で初重賞。父がミスプロで展開が向くとポコっと今後も重賞で連対しそうだ(グレイトジャーニーにスタミナつけたようなイメージ?)。トウカイエリートは実力を出し切ったが、競馬の綾だろう。アドマイヤフジは一つ勝つまでケンしたい。

◆レース後のコメント

◇1着トウカイワイルド

※安藤勝騎手 道中はマイペース。ジッとしていれば、どこかで必ず前は開くと信じていた。スパッと切れる感じはないけど、いつもと同様、追い出してジワジワと渋太い脚を使ってくれて、気がついたら先頭でゴールインしていた。ゆったりした流れで追走が楽だったし、今日は展開も向いたと思うが、本当によく頑張ってくれた。まだまだ、これから良くなっていく可能性を持った馬だよ。

◇2着トウカイエリート

※赤木騎手 体重増は重目ではなく、実が入ったものだと思う。走りにも柔らかみがあったしね。引っ張ってくれる馬がいて、いい展開だったし、ロスのないレースができたと思う。ゴール手前で交わされたのは悔しいね。初めての重賞挑戦で、馬は本当によく頑張ってくれたが……。

◇3着ダークメッセージ

酒井学騎手 道中はアドマイヤフジを見ながらジックリと追走して、3角から内に入れた。芝だと3角でモタつくと聞いていたけど、しっかりとハミを取ってくれた。バテた馬が下がってきたけど、どこかで必ず前は開くと思っていたからね。最後に少し内にモタれはしたが、軽ハンデと状態の良さを生かせたと思う。