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【第41回シンザン記念回顧】皐月賞は不安、桜花賞は安心

中京2歳S組対朝日杯組となったレース。ワンツーフィニッシュを決めたのは中京2歳S組。しかし順番は入れ替わった。勝ったアドマイヤオーラは上がりが11.7-12.0-11.2なのだから、その斬れ味を恐るべしといったところ。ただ4コーナーでの行きっぷりの悪さが気になる。騎手コメントからは肉体的に加速しづらいというよりも、気性の問題で仕掛けてから行く気になるまで、時間がかかるという様子に見えるだけに、皐月賞では今のままの競馬では厳しい。ただ、かといってダービーとなると、マイルで斬れすぎてしまって、距離が持つのかなという不安もなくもない。馬主含めてアドマイヤムーンと被る印象。ベストは2000のように見える。

2着ダイワスカーレットは兄同様コーナーで加速して、直線は惰性で伸びるタイプの馬に見える。確かに一瞬の斬れ味があるタイプではないが、直線目いっぱい使って伸びるタイプでもなさそうで直線の長い競馬場は向いていなそう。その分桜花賞への適性はかなり高そうだ。3着ローレルゲレイロキングヘイローらしからぬ安定感のある馬。それだけに爆発力にも欠ける印象で、このまま掲示板が続くような気がしないでもない。一個勝つまでは頭で買えない馬だろう。

◆レース後のコメント

◇1着アドマイヤオーラ

※岩田騎手 ダイワが前に行ったので、それをマークしてのレース。折り合いはスムーズだった。勝負どころで少しずつ下がろうとしたので、気合を入れながらの追走だったが、直線はかなり切れる脚を使ってくれた。パンパンの良馬場なら、もっと切れそう。

◇2着ダイワスカーレット

※安藤勝騎手 リズム良くゆったりと走れていたのは良かったが、一瞬の切れで負けてしまった感じ。こっちは段々とスピードに乗っていく感じの馬で、勝った馬とはタイプが違うだけにねえ。結果的にはもっと早目に仕掛けたら良かったのかも知れないが、馬場状態も勝った馬に味方したようで……。

◇3着ローレルゲレイロ

※本田騎手 スタートは良かったが、行く馬を行かせてからと思ったら、あの位置からに。どこかで外に出せれば良かったんだけど、ずっと外に馬がいて、結果的に仕掛けのタイミングが遅れてしまったね。瞬発力勝負で前の2頭にスッと行かれて、今日の馬場では届かなかったが、これから距離が延びることを考えれば、こういうレースも覚えていかないと。まだ子供じみたことをやっているし、馬も良くなっている途中。残念だったけど、これからだよ。