BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

【神戸新聞杯回顧】ディープインパクトの強さだけが光った

【神戸新聞杯(GII)】(阪神)〜無敗の3冠へ死角なし ディープインパクト V6

阪神11Rの菊花賞トライアル(3着まで優先出走権)、第53回神戸新聞杯(GII・芝2000m)は単勝1.1倍の支持を集めたディープインパクト武豊騎手)が1番人気に応えて完勝、デビューからの連勝を6に伸ばすとともに無敗の3冠へ向けて盤石の競馬を見せた。勝ちタイムは1分58秒4(良)。2着に5番人気シックスセンス、3着に6番人気ローゼンクロイツが入り、上記3頭が菊花賞の優先出走権を獲得した。

格が違うとしかいいようがないディープインパクトの鮮やかな勝利。12.4 - 10.9 - 11.8 - 12.0 - 12.0 - 12.4 - 11.9 - 12.0 - 11.2 - 11.8という速い流れを後方から追走して、馬なりで外からまくって最後は流す余裕。皐月賞でも見せたように、とにかくこの馬の強さは4ハロン近く加速し続けることが出来る脚力。いつでも動ける瞬発力とその脚を持続できる能力をもっているのだから、文句のつけようがない。カラダの小ささとエンジンのバランスが抜群に良いのだろう。菊花賞では以前よりもステイヤー適性が問われるのは昔コラムでも書いた通りではあるが、皐月賞神戸新聞杯で見せた息の長い末脚を見る限り、他馬との差が詰まるとは思えない。何より今年の3歳馬に長距離向きの馬がほとんどいないというのも三冠に向けて追い風だろう。

2着のシックスセンスは上村の力量に不安があったが好騎乗といっていいだろう。早めに動いてディープインパクトとガチの勝負を挑んでの2着は、春の皐月賞2着、ダービー3着よりも中身が濃い。2000mくらいまでなら世代No.2の座は近いかも。ただ3000mになってプラスになるとは思えないので菊花賞での逆転となると疑問。ローゼンクロイツも遠征でなかった今回復活を遂げたが、こちらも菊花賞向きとは思えない。マチカネキララアドマイヤジャパンも距離伸びて云々の馬ではない。こうしてみると、やはり神戸新聞杯組で菊花賞でディープと差を詰められる馬はいないと言うしかないだろう・・・。とはいえ別路線組も血統的に面白いのがコマノハイくらいとタレント不足だけどね・・・。