BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

2017ー2018POGドラフト結果レビュー

アドマイヤテンバの15(牡・父:キングカメハメハ

馬体写真からドラフト1位候補として挙げたのが、シユーマ、ヒルダズパッション、ラストグルーヴ、アドマイヤテンバ。牡馬はディープよりキンカメ優先、初仔は敬遠という観点から1位はこちらに。友道厩舎のアドマイヤは16-17シーズンはアドマイヤミヤビが走った。牝系からも完成までは時間が掛かるとは思われるが、既に夏デビューも視野に入る順調な調整。まだまだ変わる予定があるとはいえ、トモの発達からも乗り込まれていることが窺える。胸の深さ、繋ぎの角度、首の軽さも申し分なく、クラシック路線に乗ることを期待したい。

シユーマの15(牡・父:ディープインパクト

ヒルダズパッションが予想通り消えたので、2位はこちらに。堀厩舎のディープインパクトというとクリームオンリーの15に注目が集まっているが、馬体的にはこちらのほうが好みだった。適性はぱっと見1600〜2000を思わせるが、ディープ牡馬は結局それくらいの馬のほうがPOG期間は結果を出している。サンデーTCのディープ牡馬の巻き返しに期待。

プリティカリーナの15(メス・父:ハーツクライ

牡馬2頭を予定通りに指名できたので、ここで牝馬クラシック路線を期待しての1頭。ここに来てノーザンが育成を手の内に入れてきた感があるハーツクライ牝馬。当たり前だがミスエーニョの15は2位指名で消えていたので、関東牝馬ではあるが、こちらを。正直ハーツクライ産駒の見立ては良く分からないところがあり、斜尻なところはあるが、トモの筋肉自体はついてきているし。まあどちらかというとノーザン×母父アメリカスピード系というプロフで。

ゴールデンドックエーの15(メス・父:オルフェーヴル

オルフェーヴルの初年度産駒。オルフェーヴルPOGの馬体写真からもパーツパーツの完成度が抜けて良かった馬だった。特に目立ったのが大きく可動域の広そうな飛節。人気はシンハリーズの15だが、飛節の良さはこちらのほうがあるのではないか。初年度ゆえの育成の難しさはあるとは思われるが、フィジカルで走った三冠馬だけに、クラシックに乗ってきてもらわなければならい種牡馬

シャンハイロックの15(牡・父:スクリーンヒーロー

今年のグラスワンダー枠。人気種牡馬の仲間入りしたスクリーンヒーロー。まだこの世代は社台ノーザン系の産駒は少なく、他牧場生産ながら育成をノーザンで行っているのがシャンハイロックの15。わざわざ吉田勝己のコメントがついたのだがら、期待しているのでしょう。セレクション落札時の写真を確認したが、スクリーンヒーローらしい、枝のしっかりした馬だった。

ケイアイガーベラの15(牡・父:ディープインパクト

この辺で大体人気しそうな欲しい馬は獲れていたので、未指名の中から確実そうなのをチョイス。ドラフト時に既に勝ち上がりしており、速攻枠として確保。ダート馬の母だったが、芝での勝利。重い血統で軽量馬に出るとダメなディープインパクト産駒だけに、芝で素軽さを見せたDanzig-Smarty Jonesなら、そこそこ上でもやれるのではないか。

イタリアンレッドの15(牡・父:ノヴェリスト

最近はすっかりイメージの悪い輸入種牡馬ノヴェリストも体型的に推せる感じはなく、サンデーサイレンス中和用かなという穿った見方から離れられないところだが、写真を見る限り、結構バラバラな出方をしている。アベレージは高くなさそうだが、思ったよりも早めに動けそうな馬もいそう。中でもイタリアンレッドの15は社台育成に合いそうな重心の低そうな作り。ダート馬に出てしまう可能性も否定はできないが、下位でなら。

ウーマンシークレットの15(メス・父:ダイワメジャー

ダイワメジャー牝馬で仕上がり早そうなのを選んでみた。繋ぎが硬そうで、もっと筋肉がついてきて欲しいところではあるが、2つくらいは勝てるんじゃないかと。

マンハッタンセレブの15(牡・父:キングカメハメハ

元出資馬シリーズ。ブルックデイル以降もロスカボスがデビュー2連勝とそれなりの仔出しは見せている。当歳セレクトセールで9000万。ちょっと高すぎる印象はあるが、早めの指導が見込まれてるらしいので、こちらもPOG期間中に2つ勝てれば。

モルガナイトの15(メス・父:キングカメハメハ

今旬の牝系。タニノギムレットハービンジャーで走ってるのだから、キングカメハメハならもっと走るでしょうという安易な考え方。ちょっとムキムキに寄りすぎている気はするが、中京開催デビュー予定だし。

ノーザン・社台に寄ってしまったところはあるが、1部復帰で久々のリアルタイムだったが、ほぼ読み通りの展開で、上位で消える人気馬を除けば、欲しい馬はほとんど獲れた満足度が高いドラフトとなった。柔軟性を持たせたリストにしたことで、ドラフト進行しながら進められたのは良かった。優勝とまでは言わないが、1部に残留できなかったら言い訳のできないリストでしょう。それでは今年もよろしくお願いします。