今更だけど個人用メモ。この夏最大の話題作だったシン・ゴジラ。武蔵小杉周辺がロケに使われていて、フロンターレとのコラボもあったので、上映自体は認識していたものの、情報が少なかったこともあって、それほど本気でみたいと思ってはいなかった。が、上映直後からのタイムライン上での絶賛の嵐が、パシフィック・リムを越える勢いで流れてきたので、ネタバレを防ぐためにも8月上旬に慌てて見に行った次第。IMAX逃したのが痛かったが･･････。以下ネタバレあり。
評判通りの傑作。密度、ゴジラの存在感、脚本、映像全てが圧倒的。おまけにロケ地に使われた武蔵小杉周辺に縁がある人は、自分の家が壊されていくのを見て、二度美味しい。ゴジラシリーズ自体が一度も見た記憶がないので、新鮮な気持ちで見ていたが、3.11を体験した2016年における日本人だからこそ、このゴジラは意味があるんだろうなというのは各所で書かれているとおり。そして同時にこのテーマで破壊の美しさまで描ききれるというのは監督の才能というしかない。情報量がとにかく多いので、同じ作品二度見に行こうと思わないタイプの自分でも、余裕あればもう一度ゆっくりみたいなと思わされた。もう庵野監督はヱヴァから解放してあげて、好きな作品作らせてあげたほうがいいのでは。っていうか、ナウシカ許可でてるんでしょう？
