BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

今季の川崎フロンターレについてさらっと

本日は新体制発表会と言うことで、いよいよ2015シーズンが始動。というわけで簡単に思うところを書いてみる。

去年の成績と試合内容について

ACLの出場権を得て、挑んだ2014年シーズンはリーグ6位・ナビスコ杯準決勝敗退・天皇杯ACLも敗退と目標のタイトルにはまたも届かなかった結果となった。ACLは決勝トーナメントに進出するも、そこがピーク。リーグについては中盤首位争いに絡むも終盤に失速。それに伴ってナビスコも敗退という体たらく。これは端的に言えば、まだこのチームにはACLとリーグを平行して戦えるほどの力がついていなかったということだろう。選手を固定して戦った前半は徐々に調子をあげて、素晴らしいサッカーを魅せることはあったが、残念ながら森島を筆頭に新戦力がことごとくフィットしなかったのが徐々に影響。対策がとられる中盤戦以降に、試合の中で流れを変えられる選手がいなかったことが最終的な失速に繋がったものと思われる。これについては監督、選手以前にフロントの責任が大きいだろう。また気になったのはGKの起用。西部は出場できればそれなりのパフォーマンスだったが怪我が多く、代わりにでた杉山は非常に不安定な出来。それでも流れを重視してから杉山を引っ張ることも多く、チームが安定しない原因となってしまった。

2015年シーズンの補強状況と短評

昨年の反省からか大規模な入れ替えを断行した。選手情報と短評をまとめてみる。

[OUT]

※昨シーズンは出来が不安定だった。風間監督になって一番最初に伸びた選手の一人だったが、最近は壁にぶつかってる様子が窺えた。とはいえ残って欲しい選手ではあったが、海外移籍は昔からの希望であったようだし、本人にもチームにも良いタイミングだったかもしれない。

※片道確定。移籍時の不安そのままに全く期待には応えられなかった。とにかくDFとして致命的なポカが多い。ビルドアップやピッチ外の貢献はあったが、年齢が年齢だけにそれだけでは。

※修行。去年は試合に絡めず終い。期待は大きいので湘南で試合経験を経て、戻ってきて欲しい。戻ってきてくれるよね?

※清水に請われての衝撃的な移籍。去年のプレーは生え抜きというエクスキューズが通じないハイボールとビルドアップの不安定さ。伸びしろも見えない状況で、セカンドGK大将では下も育たないので、どちらかというと戦力外で補強ポイントと考えていたのだが。

※少しずつは良くなってきたと思うが、メンタルがイマイチ。自分を見失うことが多く、正直なところスタイルも環境もあわなかったというしかない。

※終盤戦で試合に絡み始めていたので、残すと思っていたが修行へ。正確な左足は武器だし、試合に少しずつ慣れてきていたところではあるので、札幌で結果を残して帰ってきて欲しい。

※加入時は大きな期待を寄せたが、年俸ほどには活躍してもらえたとは言えなかった。選手層の薄さが問題視される中で、稼働率の低いベテランをベンチに座らせておくわけにはいかなかったということだろう。45分ならまだまだ一流なのだが。ピッチ外でも手本となる選手と言われていただけに、もう少し派手な活躍をして欲しかったなあ。

※新加入の中ではかなりフィットしていたほうだが、流れを変える役割まではこなせなかった。新天地での活躍に期待したい。

※人間的にもプレイも大変素晴らしいフロンターレの歴史に名を残す選手。特に一年目は本物のセンターバックとは何かをいうことを強烈にサポーターにも教えてくれた存在。しかし昨シーズンは今まで綺麗に奪えたタイミングで遅れる場面や、怪我が目立つようになっていた。非常に惜しいが、チームのスタイルにがっつりあうタイプではないだけに、衰えがあるとどうしても難しい判断をせざるを得なかったと思われる。

※正直良い選手だが、あうのかなと思ってたら、やはりあわなかった。千葉のセキさんが役割明確にしてあげれば輝きを取り戻してくれると思う。もう一年みたかったけどね。

[IN]

※加入選手については実際のプレーをしっかりみたわけではないので総論で。まず目立つのは流れを変えられる攻撃的選手の補強。これは確かに昨シーズンの課題だったと思われるので、数撃ったな感はあるが方向性は正しいとは思われる。続いて安定の筑波出身者2名。賛否あれどチームのスタイルにあう率が高いのは事実であるし、去年の谷口の活躍を見れば、風間理論で育成された選手が戦力になるのは間違いないところだろう。そしてDF。OUTが中澤・ジェシなのだから、二人分の活躍が角田にはかかってくる。今日の新体制発表会を見る限りではかなり期待してよさそうではあるけど。またエウシーニョにはどうしても攻撃が左に偏りがちだったところを是正させるような活躍を期待したい。最後にユースの二人。言うことないです。頑張ってください。

期待と展望

早めのオフ。ACLなし。レギュラーのほぼ残留、監督交代無しと完璧な準備で迎えるシーズンだけにもちろんタイトルを期待した。ただとにかく心配なのはGK。西部が通年活躍できる、もしくはそのなかで競争して他のGKがレギュラー奪取できるのならば心配ないのだが、去年のほうに西部が怪我すると途端に不安定な守備なんてことになったら、当然タイトルなどというのは覚束ないだろう。また昨シーズンはボールを握れないときの守備については曖昧なところが非常に目立ったのも事実。いまさら成熟したゾーンDFを導入なんていうことはできないだろうが、奪う場所、埋める場所それぞれをハッキリさせて欲しいところではある。そのへんの不安が解消されて、新戦力が少しでもフィットすれば期待していいんじゃないでしょうか。風間体制も4年目。途中就任、チーム作り、ACL出場とエクスキューズがあった過去3年と違って、ベースも補強もスケジュールもしっかり整ったシーズンだけに、面白いサッカーということだけでなく、勝つという結果を貪欲に求めてもらいたい。

おまけ:川崎まるこちゃん

今日の新体制発表会で衝撃のデビューを飾った「カワサキまるこちゃん」。Twitterではこんな感想を呟いた。





で、まあ呟いた通りなんだけど、オタクへの嫌悪感から否定的なサポーターもいるであろうが、とにかくメインスタンドが増えてさらに観客を呼ばなければならないこのシーズン。とにかく間口を増やすことの大事さをもう一度思い出して、いたずらに批判するようなことは避けてもらいたいなと。

あと今回の企画。「萌えブタに擦り寄る」的な安直な企画のようだけど、思いつきでやっているのではなくて、これまでタッグを組んできた「ねこのしっぽ」さんとタイミング含めて、じっくり暖めてきた企画のはず。というのは、これまでサンレッドとか何度もアニメ関連の企画を通してきたフロンターレだが、実は本当にオタク層対象にした企画は今回が初めてである。既に水戸ホーリーホックの「ガールズ&パンツァー」とか、ヴェルディの井林経由の「とある科学の超電磁砲」とかわかりやすいアニヲタ向け企画が繰り広げられる中で、あえて自重してきたのは、主体となってるファミリー層にマイナス印象を持たれて失敗しないように、また地元と連携できない一過性のコラボで終わったり、雑な扱いでオタク層にもそっぽを向かれるみたいなことがないようにというのを考えてのことだろう(ガルパンとか超電磁砲は成功してるとは思う)。なので、当然露出する場所やタイミングは相当気を遣っていくのではないかと。そういうのを踏まえて、例え興味がない、嫌いなベクトルであっても、暖かく見守っていくのが、サポーターとしての努めだと思います、はい。

とかいって、ガンガン露出されたらどうしよう。まあ頭身低いタイプの絵なら上手く紛れ込ませられるとは思うんだけどw あとグッズはちょっと欲しい。