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BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

【第52回宝塚記念回顧】12年後の6月にまた出会えるのを信じてたら最高の想い出が来た!

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いやまあグラスワンダーが勝った宝塚記念は7月開催なのだけど。

POGから社台一口出資馬の選定とダービー以降、毎週の馬券購入は控え目にしてたら、あっという間に春のG1も最後。新馬戦もはじまったし、そろそろ真剣に復帰するかーと思っていたら、早速POGでも指名していたニンジャが出走。ちゃんと馬体を見て選んだし、坂路も動いてたので、これはとキュピーンと来たので、単勝をポチっと。見事な圧勝劇で幕が開いた俺の2011年の宝塚記念。ほくほく顔で検討に入ると、豪華メンバー豪華メンバーといいつつ、これアーネストリー勝てるんじゃね?という手応えが。もうちょっと詳しく整理すると、

1番人気ブエナビスタはドバイ以降、今シーズンは目標が定まらず。1週前の調教もイマイチ。2番人気ルーラーシップは前走の反動がいかにもありそうだし、そもそもテレンコ馬。3番人気エイシンフラッシュは使える脚が短いので、ロングスパートになりがちな阪神芝2200だと3着まで。4番人気トゥザグローリーは夏負け。5番人気ローズキングダムは4歳になって上昇という感触もない。しかもみんな後方からの競馬で牽制少しでもしてくれれば、これは叩いて上積みあるアーネストリーなら十分いけるのではないかと。というわけで、ニンジャの儲けをそのままアーネストリーの単とナムラクレセントルーラーシップエイシンフラッシュのワイド3点にぶち込んで待つこと15:40。

ゲートが開くとアーネストリーは好スタート。押し出されての逃げだけが一番厄介だなと思っていると、うまいことナムラクレセントが先行してくれての2番手。多少ペースが速めになったが縦長の競馬になってくれたし、向こう正面では一瞬息が入ったように見えて、好都合だなという感覚。4コーナー手前から馬ナリであがってきたところで、もう絶頂寸前。直線入り口を先頭で駈けていく姿に吠えながら、サっと後続馬の位置を確認。アーネストリーは止まる気配はない。フラッシュは使える脚が終わりそう。外からブエナビスタもかなり距離ロスった・・・!残り100mで勝負を確信すると、あとはもう夢のような夢のようなゴール前。ついに未完と大器と言われ続けたアーネストリー宝塚記念を父子制覇を目撃することが出来た。まさにグラス最強。

とにかくアーネストリーについては陣営の我慢と努力と信じる気持ちが、ここまでの馬にしてくれたという想いしかない。デビュー時に負かした相手から考えても優に能力はG1級ながら、気性やら故障やらでなかなか順調に調教できず、使えず。佐々木調教師の「来年になったら本格化」という言葉に一縷の望みを託しながらも、正直最大のチャンスに感じていた去年の宝塚記念を逃したときには、この馬はG1には縁がないのかなとも思ったりもした。なにぶん一瞬の瞬発力ではサンデー系には太刀打ち出来ないタイプ。かといって不良馬場が得意というわけでもない。したがって古馬になってからG1を勝てる舞台と言えば、宝塚記念有馬記念。その宝塚記念を2010年に上手くローテ組めたにもかかわらず、勝てなかったことで、イキの良い下の世代もいるし、何より常に自分との戦いを強いられる馬だけに、来年も同じ状態で宝塚記念を使うのは厳しいかなと思ったのだ。しかし、陣営は今日アーネストリーをキッチリとG1の舞台に持ってきてくれた。長期休養明けから計算しつくしたようにピークを持ってきた佐々木調教師。自慢の先行押し切りを迷わず貫いて後続を封じきりレコードをエスコートした佐藤哲三騎手。最高に適性のあった舞台で最高の競馬を見せてくれた陣営には勝手ながら感謝の言葉しかない。他馬との関係ももちろんあるのだが、諦めずに諦めずにいたからこそ、このチャンスを掴めたということ。願って願ったG1タイトル。本当に嬉しい勝利だった。そしてサンデーの血を持たない、この馬だからこそ、グラスワンダーの後継種牡馬としても大きな期待を託したい。今後は海外か国内専念かわからないが、最後は有馬記念でもう一度晴れ姿を見せての種牡馬入りを夢みたい。

さくっと2着以下を。ブエナビスタヴィクトリアマイルに続いて、そのレースに賭ける想いの差に破れたように思える。なにぶんドバイ以降、物語の終着点を若干見失ってしまった印象。加えて若干反応のズブさのようなものも見せてきており、秋ももちろん有力候補ではあるが、去年にもまして自身の走り以外の一押しがないと勝ちきれない馬になってしまいそう。3着エイシンフラッシュは強い馬だが、脚の使いどころが難しい馬。アンカツもそこを理解してインを無駄なく突いたのだが、やはり全体的に速い流れでいつもの伸び脚を見せることの出来るタイプではなかった。この展開では実力負けか。4着ローズキングダムも好位からジワっと脚は使っているのだが、やはりこの馬にとってもペースが速かったのかなという印象。そのへんがヴィクトワールピサからの差だろう。5着ルーラーシップは馬がまだ完成していないからか、前走の反動があったと思われる。

それにしても速いペースで引っ張って先行押し切りでのレコード勝ち。先行馬がレースを作りやすい舞台とはいえ、これだけの実力馬相手に堂々の勝利は本当に嬉しい。セイウンワンダーは2歳戦、スクリーンヒーローは上がり馬で人気薄と正直G1勝つまでに思い入れをキッチリ持てたわけではなかったので、このような追いかけてきた馬で悲願のG1、しかも親父が勝った宝塚記念を、というのは胸が熱くなった。これで無事に引退後の種牡馬入りもほぼ確定。使うレースも限られてくるだろうが、とにかく無事に無事にいってほしい。そして願わくば有馬記念制覇を。あとニンジャも結構大物と信じる。グラス最強!