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BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

【第71回菊花賞】隠れたステイヤー適性を前回に菊花賞の王道競馬での勝利

レースの特性

3000mという舞台もあり極めて特殊なコース。鞍上の指示通りに動ける自在性・無駄なスタミナを使わない折り合いという気性面での完成度と、フィジカルなスタミナ、末脚の持続力を問われるレース。近年は芝2400を目標に作り込んだ馬の苦戦も顕著。

レース前の見立て

エイシンフラッシュ回避でローズキングダムが一本かぶり。血統的にも芝2400がベストの馬、折り合い末脚の持続力にも若干難がある傾向で自信のないレース振りになるのは想定できる。2番人気トウカイメロディはスタミナ資質には優れるが、いかんせん今時SSの血も入ってないのはキツイ。野芝中心のG1ともなるとスピード不足が露呈すると見る。3番人気ヒルノダムールもかなりスタミナ寄りでスピードが足りなそうだが、枠がよい。神戸新聞杯は負けすぎの感も資質は満たすシルクオールディー、外枠不安だが折り合いに難がなさそうなアロマカフェフローテーションを思い出させて鞍上が怖いレーヴドリアン、後はトレイルブレイザーゲシュタルトあたりをバラバラと馬連BOX。

レース回顧

ビッグウィークが好スタート。コスモラピュタは出がそこそこもの積極的にハナへ。レーヴドリアンが出遅れなかったのは驚き。1周目の4コーナーではあっさり隊列が決まる。ローズキングダムは後方外でじっくり脚を溜める競馬。やはり3000mに自信があるように見えない。コスモラピュタは1コーナー過ぎたあたりで何とか息をいれると単騎で思い通りの形に持ち込んで上手く中盤のラップを落した。ここが今回の決め手。800mを過ぎて坂の下りでビッグウィーク以下先行勢が仕掛けてスピードに乗ると、後続はごちゃついてしまう。直線リードを保つコスモラピュタにビッグウィークが襲いかかると、そのまま追い込む後続勢を押し切っての勝利となった。ラップは13.2-11.5-11.8-12.5-12.0-12.5-13.2-13.0-13.1-12.7-13.0-12.0-11.8-11.9-11.9だった。

勝ったビッグウィークは近年の菊花賞の勝ちパターン。先行して上手く内ラチ沿いを無駄なく走りつつ、4コーナーの坂を利用して一気に加速。持ち味の末脚の持続性を最大限に利用してそのまま押し切るという競馬。コスモラピュタが上手い具合にちょっと能力が足りないペースメーカーとして働いたのは大きかったが、地力で動けたのは騎手と馬の能力。正直戦績、血統からは3000mを戦うにはちょっと折り合いに難がありそうで末脚をここまで残せるとは思えなかったが、思いの外奥の深い馬だった、脱帽。今後も自分で動く競馬ができるならば有馬記念あたりは結構がんばれそう。ただ芝2400mあたりになると上がりが足りないし、天皇賞春となると他の各馬も完成してきて、折り合いの不安がなくなってくるだろうと思われ、そのへんの力関係は来年まで保てるかは微妙。最近の菊花賞を勝てる馬はメンタル的な強さの完成度が問われてる印象で、古馬になるとそのアドバンテージが薄くなってしまうのだよね。ただ血統的にはもっと短い距離でも引っ張れそうだけど。

2着ローズキングダム武豊の騎乗また色々言われそう。ただ結局この馬の最大の敗因はダービーに向けて馬を作ってきた、その課程で新馬戦で見せた自在性を上手く育てられなかった陣営のマネジメント力の不足と見るべき。適性無視して芝3000m勝てるほどの能力がなかったということで、秋2戦から乗った鞍上が動けなかったことを単体のレースぶりに求めるのは酷なことだろうと思う。もちろんテン乗りで馬のリズムを崩さずに前目につけてスタミナを温存できるデットーリや、ハーツクライルメールみたいなクラスの騎手なら別だが、武豊がそうでないことはもうスペシャルウィーク菊花賞の頃からわかってること。そもそも単勝買うのが間違いで、2着に食い込んだ馬を褒めておくべきではないだろうか。

3着ビートブラックは正直キチンと目を配れなかった。ミスキャスト自体は好きだったのになあ。血統的には充分ステイヤーとしての資質を備えてみるとみたい。こちらのほうが、中距離への対応力が勝ち馬よりも将来的にはありそうとも思える。4着レーヴドリアンは出遅れなかったのがとにかく大きかったが、やはり4コーナーからスっと動けないところの弱みまではカバーできなかった。コスモラピュタは良く乗った。力は出し切っている。トウカイメロディはやはりちょっとスピード不足。以下は距離を気にして、自分の競馬が全然出来なかったか。なんだかんだで上がり最速で突っ込んできてるクオークスターについては、今後の成長に期待したい。