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BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

【第69回桜花賞回顧】圧倒的なパフォーマンスも隙は見せたブエナビスタ

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今回の桜花賞でのブエナビスタのパフォーマンスは見事だっただけど、馬場が演出した一瞬見せた隙をつける血統の実力馬がライバルにいなかったことにも助けられているよねという話。

レース結果

第69回 桜花賞(JpnI)

桜花賞レース映像

レース回顧

戦前からブエナビスタ1強ムードだった2009年の桜花賞。終わってみれば、確かに今回のメンバーの中でブエナビスタは抜けていた。オークスもほぼ間違いないだろう。しかし今回の桜花賞のパフォーマンスは、その強さは馬場が演出したロスをつけるだけの血統を持った馬がいなかったということに起因すると思われる。

というのもSS亡き後の実力の拮抗した日本競馬のトレンドは「内伸び」であり「外差し」ではない。SS直仔のような瞬発力が望めない以上、一つのロスが大きな差につながる競馬となっているのが今のG1だ。そしてそのような馬場で台頭している血統はタキオンであり、フジキセキであり、フレンチデピュティなのである。今回確かにフジキセキタキオンの仔は出走していた。だがこの2頭は綺麗な馬場での内伸び担当だ。今回のようなちょっと馬場が荒れたときパフォーマンスを発揮するフレンチデピュティ産駒がいなかったこと、これがブエナビスタにとって実に大きかった。

もし今回の桜花賞ブエナビスタ1頭だけが外から差したのだったら、もちろんこのようなことは言えない。だが他に外を回った馬が僅差の2,3着に来ているということは、逆に言うと1,2,3着馬と張れるほどの、隙を突けるほどの内伸び先行馬がいなかったことにになる。だからこそアンカツは前夜まで作戦に迷ったのであろう。今年の桜花賞、確かにブエナビスタは強かったが、今回のパフォーマンスは有無を言わせぬ異次元の強さというよりは、隙を突ける適性を持った馬がいなかったからこそできた力業だったというべきだ。一応ラップを振り返ると、12.4-10.8-11.7-12.0-12.2-11.7-11.6-11.6で最後の1ハロンで時計のかからない末脚勝負。これは調整失敗で先行できなかったダノンベルベールや、ヘタレな先行馬勢が生んだ流れ。この流れで先行して35秒フラットくらいであがれる馬がいなかったのは、本当に運が良かったといえる。まあオークスブエナビスタにとって、条件は好転するのでそれこそ隙はなくなるだろうが、今後内伸び条件に出てきた場合は思い切って逆らってみたい気持ちを強くしたところである。

簡単に2着馬以下について。レッドディザイアはここまで上級馬は平坦小回りで前々で粘る馬ばかりだったマンハッタンカフェ産駒。牝馬だからか、同産駒の中では規格外のキレ味を持ってはいるが、逆にそれはキレすぎる印象もあって距離伸びてよいかは未知数。普通にオークスで来ても不思議ではないが、ブエナビスタに逆らいづらい現状、どうせ人気になるのだったら軽視したい。3着ジェルミナルは今回は馬場もあって後方からの競馬になったが、本来は先行できるタイプ。野芝に変わった東京でスローで先行できれば、面白い存在。鞍上福永も込みでオークスは期待したい1頭。4着ワンカラットはファルヴラヴ産駒らしいスピード馬。今回後ろからの競馬ができたの収穫だろうが、東京2400となると疑問符がつく。個人的にはオークスブエナビスタ-ジェルミナルの1点勝負かな。

レース後のコメント

◇1着ブエナビスタ

安藤勝己騎手 本当に強い馬です。馬の強さはわかっていたので、とにかくこの馬の力を信じて乗ろうと思ったんです。だけど、なんだかんだ言ってもプレッシャーはありましたよ。だから勝ててホッとしています。スタートは五分で出ましたけど、外が伸びる馬場だったので、後ろから外を回った方が安全だと思いました。実は作戦に関して昨日の夜に悩みました。道中は前とどれだけ離れているかはまったく見ていなかったです。ちょうど前にジェルミナルレッドディザイアがいたので、この2頭しか見ていませんでした。追い出して、この2頭に並びかけたところで『勝った』と思いました。今日は珍しく精神が落ち着いていて、気持ちが余裕がありましたから。1600mよりも2000m以上の方が競馬はしやすくなりますし、初めての東京も問題ではないでしょう。とりあえず、次のオークスで負けないことですね。

◇2着レッドディザイア

四位洋文騎手 やっぱりブエナは強いね。でも、今日でまだ3戦目なのにパドックからレースまで落ち着いていたし、次に向けていいレースができました。まだ馬がフワフワしながら走っていても、最後はいい脚だったし、一瞬だけ『やった!』と思ったけど早すぎるって(笑) 折り合いをつけてリラックスして走れたし、距離は延びても大丈夫だと思います。ああいう競馬をされたらどうしようもないけど、やっぱり悔しいよ

◇3着ジェルミナル

福永祐一騎手 今日は前半ハミを外して行ったんです。結果的に位置取りはあの位置になりましたが、その分余裕を持って追走できました。いい感じで併せ馬の形に持ち込んで、いけるかとも思ったんですけどね。負けはしたけど、お手上げって着差じゃないし、次に向けてのメドは立ちましたよ