読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

【第13回秋華賞回顧】陣営のチャレンジが生んだ最高の結果

03_Keiba_Lookback

レース結果・関連リンク

第13回秋華賞結果

レース映像

第13回秋華賞 総括 其の一日本中央競馬会 個人馬主のブログ >(ブラックエンブレム馬主)

クリアして次へ...小島茂之厩舎の本音(公式ブログ)>

レース回顧

戦前にいろいろあったが、終わってみればブラックエンブレムが1着、プロヴィナージュが3着と小島茂厩舎デーとなった今年の秋華賞。この1、3着を競馬の神様が〜などと言ってしまっては、回顧の価値がなくなってしまう。ただ見逃せないのはやはりこの結果は小島茂師の2つのチャレンジ、栗東滞在による調整」「プロヴィナージュの出走」が生んだ勝利、好走だったといえるということだ。

まず「栗東滞在による調整」としたことで、3歳牝馬へ負担となるステップレースからの繰り返し輸送のデメリットをなくし、さらに栗東の施設を使った余裕ある調整を行うことが出来た。春に時計を出さない調整(これも1つのチャレンジではあった)を余儀なくされ大敗した反省を活かし、厩舎運営には大きな苦労を抱えながらも、栗東滞在に踏み切ったチャレンジがブラックエンブレムに万全の体調を呼び込んだのだ。

また「プロヴィナージュの出走」も大きかった。出走しなければ3着はないというのも当然あるが、この出走でレースの流れが変わったということも大きい。レースの流れを振り返ってみよう。12.3-10.4-12.3-12.2-11.4-12.5-11.9-11.5-11.8-12.1という時計は見た目厳しい流れといえる。ただここで注目は先行しているのが軒並み人気薄であった、特にいつもならばペースメーカーとなりレースを支配するであろう武豊が勝機の薄いと思われていたユキチャンで先行していたことだ。有力馬が軒並み後方からの競馬をし、またユキチャンも早々とバテたことで残り4ハロン過ぎからプロヴィナージュは余計なプレッシャーを受けずに先頭に立つことができた。時計的にはここからのロングスパートは厳しいが、有力馬が後方でマークが甘い分、息を入れながらの仕掛けが可能となったために、最後の粘りに繋がったのである。またここで有力馬が牽制したことで、4コーナーからごちゃつきコーナーでのロスが大きくなった。このことにより好位後方のインでじっとしていたブラックエンブレムのアドバンテージは非常に大きいモノになったと言える。もしポトルフィーノが武豊で出走していれば、ポトルフィーノ自体の結果はともかく、実力馬(と思われる)に乗った武豊に対して後続がマークを甘くするはずがない。時計以上に厳しい後半になったであろうコトは明白だ。結果をみれば、レジネッタトールポピーもタイム差は0.5秒で着順ほど負けてはいない。もし前がかりの流れとなっていれば、プロヴィナージュは苦戦していただろうし、ブラックエンブレムも激流に飲み込まれてしまった可能性は高い。この混戦の中でプロヴィナージュの出走によって呼び込まれたレースの流れがブラックエンブレムに味方したことは非常に大きい。そういう意味でもプロヴィナージュの出走、そしてポトルフィーノの除外は小島茂師の管理馬にとってプラスのチャレンジだったといえる。今回の結果が悪かったとしても、小島茂師のチャレンジは否定されるべきコトではない。ただチャレンジしたことがこの結果を呼び込んだというのもまた事実である。

2着以下についても簡単に触れておく。まずこの時計差がない結果をみるに、枠、位置取り些細なことがで着順は大きく変わっただろう思われる。その中でムードインディゴは道中はブラックエンブレムの後ろ、直線は不器用な脚を損ねることなく外からの強襲とダンスインザダーク産駒のお手本のような騎乗ぶり。福永騎手の好騎乗による2着と言える。4着ブライティアパルスは秋に1000万下を勝っていれば十分秋華賞は勝負になるということをまたも示した結果。もちろんこの馬にとっても有力馬が前のマークを甘くしたことが好走に繋がったといえる。5着エフティマイアは悪くない位置取りだったが伸びきれなかった。間隔が空いた分か、そこらへんを含めて関東馬のデメリットが出てしまったか。リトルアマポーラオディールトールポピーあたりは脚は見せているだけに、流れが変われば巻き返してきそう。◎だったメイショウベルーガはもっと前がかりの競馬にならないと出番がなかった。

レース後のコメント

◇1着ブラックエンブレム

※岩田騎手 トビの綺麗な馬なのでパンパン馬場で走りやすそうだったし、内枠でロスなく運べましたからね。直線も前がガラッと開いてくれたし、馬もよく耐えて伸びてくれました。展開に恵まれたところはありましたが、まだまだこれから良くなってきそうな馬。気楽に乗れたこともありましたが、よく頑張ってくれました。

前走の負けはとにかく馬場が全てだったともいえる。また人気薄だったことでインで脚を溜めて、一か八か内を突けたともいえるだろう。

◇2着ムードインディゴ

※福永騎手 返し馬で具合の良さは感じましたし、レースでも内目でうまく脚をタメて運べました。4角で外に切り替える時もスムーズで、抜け出せるところまでは行ったんですが、勝った馬はもっとうまく内が開いていましたからね。調子の良さを生かせたし、現状での力は出し切れたと思います。これからの成長が楽しみな馬です。

力は出し切ってるし、上手く乗った満足感のあるコメント。

◇3着プロヴィナージュ

※佐藤哲騎手 馬のデキが抜群に良かったからね。中途半端なレースはしたくなかったし、思い通りのレースができたと思う。最後までアワヤというレースだったように、馬自身が頑張ってくれたよ。

ああいう流れで自分から動けるのが佐藤哲騎手の真骨頂であるし、そういう意味で本当に思い通りのレースが出来たのだろう。