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BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

【第42回スプリンターズS回顧】全てがかみ合った綺麗な勝利

リハビリがてら、まったりとしたスプリンターズS回顧。どんだけ久しぶりなんだよという感じだが。

端的に今年のスプリンターズSの感想としては2つ。1つは施行時期が変わってから、夏競馬の延長戦という性格が濃くなってきているということ。そしてもう1つは野芝の生えそろった中山芝1200の最終週という条件が、テンの速さとパワー、つまりダートも走れる先行馬に適性を求めているということである。まあそれこそダイタクヤマトあたりから、そのトレンドはあったわけだが、今年の優勝馬もその流れに乗った勝ち馬と言えよう。

勝ったスリープレスナイトはダート1200で2連勝&芝1200で3連勝のクロフネ産駒、しかもノーザンダンサーのクロスまでもった完璧な馬力型スプリンターだ。今回の条件にはピッタリ。人気を背負っての納得の勝利である。それにしても馬の力もさることながら、レースラップも向いた。11.9-10.4-11.3-11.4-11.5-11.5と上がりが33.6というのは、スプリントのG1にしては遅い流れである。スタートから回転数を全開にして、ピッチに走るタイプの馬ではないだけに、激流になった場合が唯一不安だったわけだが、今回の流れを味方につけて、好位で抜ける競馬は全てがかみ合っての勝利と言えるのだろう。鞍上上村騎手は嬉しいG1初制覇。すでにいろいろなところで語られているが、なかなかジワっとくるゴールシーンだった。ただこのあと予定されている香港→ドバイの遠征は正直苦戦は免れない予感。香港やドバイのスプリント路線を勝つには、テンからバリバリ行ける上に、粘り強い脚を残せることが必要。今回は緩い流れとなり、それを耐えるだけのポテンシャルを見せられなかっただけに、好戦にはさらなる進化は必要に思える。

2着キンシャサノキセキは遅生まれのフジキセキ産駒。洋芝の函館スプリントを勝っているようにパワー型の1頭であり、本格化を迎えた今ならこの結果も順当。ただスプリントG1を勝つには高松宮杯にもスプリンターズSにもワンパンチ不足感は否めない。今後も安定勢力とはなるだろうが、頭では買いづらい馬になりそう。そして3着ビービーガルダンも夏に使ってきた馬。もうちょっと時計がかかれば、頭もあるのだろうが野芝のG1ではちょっと分が悪かった。今回はアンカツが上手く流れに乗っていっぱいいっぱいの3着。

4着スズカフェニックスは乗り代わりで新味が期待されたが、後方からの競馬を強いられてジエンド。今回の舞台は向いていないだけに、良く走ったといえる。10着ファイングレイン高松宮杯を勝っているだけに適性外。そして叩き2戦目で勝てるG1ではなくなっているのが今のスプリンターズSである。

◆レース後のコメント(→は管理人評)

◇1着スリープレスナイト

※上村騎手 一番気をつけていたゲートを無事に出ていい位置が取れたし、予想していた展開で競馬ができた。直線はなるべく追い出しを我慢してからゴーサインを出したが、期待通り反応してくれて、抜け出した時は勝利を意識したよ。この馬のことを一番よく知っているのは自分だと思って自信を持って乗ったが、力を出してあげられて本当に良かった。関係者や厩舎スタッフ、ファンの皆さんなど、応援してくれた方々に感謝したい。今日は橋口先生の誕生日。いい恩返しができた

とにかく全てが噛み合っての勝利だったことを示すコメント。「この馬のことを一番よく知っているのは自分だ」って勝って言えるのは騎手冥利に尽きるだろうなあ。

◇2着キンシャサノキセキ

※岩田騎手 仕上がりは良かったし、外枠だったので無理せずに勝ち馬を見ながら競馬はできた。力を出し切っていると思うけど、並びかけた時にスッと離されてしまったから。

力負け。器用貧乏な分、爆発力がないというのは深読みしすぎ?

◇3着ビービーガルダン

※安藤勝騎手 以前に中山で乗った時もそうだったけど、4角で少し反応が悪くなった。そこで気を抜いていたから逆に伸びてくれたけどね。結果的にその分の差が出てしまった。あとワンパンチだったけど、初めてのG?で頑張っている。

今後に期待を持たせるコメントではあるが、押し切れるだけの力が今はないと言うことも同時に伝わってくる。これがいっぱいいっぱいと読みたい。