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【第42回フィリーズレビュー回顧】3歳牝馬の体調不安は素直に信じて穴を狙うべき

例年なら「マイルのメリハリの効いた流れでは差されるけど1400なら何とか押し切ってしまう」タイプが勝つレース。その考えでいくとエイムアットビップは固そうな印象だったが惨敗。結果から言えば熱発が尾を引いたともいえる。この時期の3歳馬だけにアクシデントひとつでレースでのパフォーマンスは大きく影響するもの。熱発情報を聞いた段階で頭を切り替えるべきだった。本番で今回よ舞台よりパフォーマンスをあげるとは思いがたいが、今回は敗因がはっきりしてるだけに人気次第で紐に抑えるのはありかも。

勝ったマイネレーツェルは実は買うならこれかなあと思っていた一頭ではあった(負け惜しみ)。ここまで重賞を勝ったステイゴールド産駒はすべて追い込み馬。そのクラスで善戦できるだけの能力があれば、多少相手が強くても人気薄で自分の競馬に徹したときの破壊力は抜群。マイネレーツェルはデビューから3戦連続の上がり1位。ここのところは先行してチョイ足らずの競馬が続いていたが、前に有力馬が集まったことでここは展開がドンピシャだった。本番ではさすがにもっとじっくりとしたペースになるであろうから厳しいだろう。

2着のベストオブミーは最近ダート寄りとはいえ、SSがいなければまだまだ潜在能力を持つ仔を出し続けるブライアンズタイム産駒。ダート向きのパワーと持続力を問われるこの舞台はぴったりだったとはいえ、アンカツもすばらしかった。ていうか実は函館2歳Sのときの◎馬。うーん、このレースは取れただろう、俺。レジネッタは公務員型フレンチデピュティの典型といった感じ。上がりに限界があるが、スっと先行できたりもうちょっとペースが遅くて先行できればこのレベルでも勝つ力はある。フローラSあたり注目。

◆レース後のコメント

◇1着マイネレーツェル

※池添騎手 スタートをうまく出てくれたのでリズム良く走らせることができました。それが、ラストの伸びにつながったんだと思います。カリカリしたタイプで今日でも体が減っていたから、落ち着きが出て体が戻れば本番でもいい競馬ができそう。

◇2着ベストオブミー

※安藤勝騎手 本当はダートの方がいいのかも知れないけど、前走が追っていい脚を使ってくれたから終いを生かすレースを。上がりの速い競馬でここまで詰め寄ってくれたし、力をつけている。

◇3着レジネッタ

小牧太騎手 ゲートの中で立ち上がっていたけど、何とか出てくれた。ただ、聞いていたより乗りやすくて、結果的に用心して乗り過ぎたのかも知れない。追い出してからはよく伸びてくれたから何とかなったかと思ったけど、ゴール前で甘くなってしまったね。