BrainSquall

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【第45回弥生賞回顧】残る敵は総帥のプレッシャーか

なかなか軸が見えてこない牡馬クラシック路線だが、ひとまず皐月賞に向けての展望は見えてきた形のマイネルチャールズの勝利。ここまでの3連勝は渋いながらも中山2000mに対して抜群の適性を見せ付けた形。今回も好位を我慢して、4コーナー早めに仕掛けると最後までしっかりとした伸び脚は見事としかいいようがない。松岡もここにきて自信をつけてきたことを示す堂々とした騎乗ぶり。2戦目から自分で折り合いもしっかり教え込んできただけに、皐月賞の舞台も騎手と馬の呼吸のあった走りを見せてくれそうである。怖いのは総帥からのプレッシャーだが、総帥がコスモバルクに教え込みたかった走りを体現してるところからも、しばらくマイネルの主戦になりそうな気配だし、騎乗に対しては余計なプレッシャーはかけてこないだろう。今のところこと皐月賞に限ってはケチはつけようがなく、連軸には最適といえる。

2着のブラックシェルは意識的に武豊が権利を取りに来たが、それにこたえる走り。ただ序盤から馬を動かしての前目での競馬はイマイチ爆発力を感じさせない。ギアがもう一段あるとか言ってくれそうにないし、本番で出負けすることも考えられるだけに馬券的には買いづらいところ。3着タケミカヅチは自分の競馬はしっかりしている。ただ皐月賞よりはダービータイプ。皐月の結果次第ではダービー前に使う必要がでてくるだけに今後のローテーションは難しい。4着キャプテントゥーレは距離が長かった。期待のテラノファントムはキャリアの浅さが出た。ベンジャミンSとかプリンシパルSあたりは楽勝しそう。あ、ベンジャミンSはないんだっけか・・・。

◆レース後のコメント

◇1着マイネルチャールズ

※松岡騎手 少し掛かり気味になりましたが、ペース自体が遅かったので、追走は楽でしたよ。坂下で突き放すくらいの気持ちで乗っていたんですが、手応えがあったので、どこでゴーサインを出そうかと思っていました。いろいろな競馬ができる馬ですが、中山の2000mは本当に得意ですね。本番への手応えを感じました。

◇2着ブラックシェル

武豊騎手 前走よりも落ち着いていたから、ゲートの中でも我慢ができました。その分、スタートも五分に出ることができ、ある程度いいポジションで競馬ができました。直線入り口では掴まえられるかと思ったんですけどね。ちょっと、もどかしい競馬でしたが、皐月賞の出走権利は取れたし、その点は良かったと思っています。

◇3着タケミカヅチ

※木幡騎手 初めての2000mで、ペースも遅かったから、ハミを噛んで掛かってしまった。あれだけ抑えても最後まで頑張ってくれたし、皐月賞へ向けて権利が取れて良かったよ。