BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

トライアル前に牡馬クラシック路線を展望してみる

去年後半に2歳戦をしっかりみていなかったこともあるのだけれど、イマイチ今年の牡馬クラシック路線が見えてこない。馬インフルエンザによる影響もあるのだろうが、今の時点で何が皐月賞で一番人気かもわからないというのは何とも戦国クラシックすぎ。というわけで、個人的な復習がてら、牡馬クラシック路線を考察してみる。

本賞金TOP10と気になる馬

上位から順にゴスホークケンドリームシグナルレッツゴーキリシママイネルチャールズキャプテントゥーレマルブツイースターレインボーペガサスショウナンアルバサブジェクト。どの馬も一長一短という感じでなんとも。さらに広げると気になるのはタケミカヅチスマイルジャックフサイチアソートサダムイダテン、ファビラスボーイあたり。1勝馬まで含めればアーネストリー、サイレントフォースあたりか?

とりあえず短評

ゴスホークケンはマイル路線とのことなので保留。自分のペースでいければのタイプだけにクラシックとなると疑問符か。ドリームシグナルシンザン記念の勝ちっぷりは鮮やかだが、ハマらないと厳しいタイプ。父親と一緒でマイル〜2000くらいまでがピッタリの印象。皐月賞は小回りで自分の競馬には持ち込めない予感がする。レッツゴーキリシマはダービーよりは皐月賞向き。内枠でロスのない競馬ができれば2着はありそう。ただ2400となると折り合いに難があり。マイネルチャールズシブとい末脚と根性は魅力だがクラシックで用なしは相変わらずのマイネル馬。京成杯はイメージにぴったりすぎる勝利なだけに逆にクラシックは遠ざかったような気がしてしまう。キャプテントゥーレは良血っぽいひ弱さを感じてしまうのは先入観?マイルくらいまでの印象。マルブツイースターは距離不安。レインボーペガサス皐月賞では芝の状態によっては候補に。ただ若干パワーに寄りすぎてる感は否めない。サブジェクトはラジオNIKKEI賞が上手く行き過ぎただけな感じ。タケミカヅチはダービーで面白そうな1頭。頭まではちょっと想像つかないが。スマイルジャックもダービー向き。ただ毎回力を出し切る割には弾けきれず掲示板までといった印象。フサイチアソートはよくわからない。サダムイダテン共同通信杯の敗因がわからないが、皐月賞やダービーに向くタイプとは思えない。むしろNHKマイルCは狙いたい。サイレントフォースは藤澤だからなあ。さてあえてコメントを飛ばした3頭が今ところ管理人のお気に入り。

アーネストリー

グラ基地と侮るなかれ。唯一のレースのデビュー戦は後のG1馬トールポピー、重賞勝ち馬ドリームシグナルキャプテントゥーレを抑えての勝利。正直メンバーだけなら相当なものだった。もちろんデビュー戦しか走っていないので、本質的な走りはわからない。だが内を抜けたとはいえ決め手は素晴らしいもの。今年のクラシック路線なら十分に間に合う。まずは復帰戦を取りこぼさないことだが期待は高まるばかり。ベストは皐月賞の舞台と思われるだけに出走をとにかく望む。

ファビラスボーイ

府中2400の申し子ともいえる血統。相手がまだ弱面だけにこれから強いところとぶつかってどうかだが、現在の賞金上位馬にダービーを意識させるだけの馬がみえてこないだけに、これからの成長力しだいでは期待が持てる。個人的には皐月賞はパスしてでも、ダービーに照準を合わせてもらいたい一頭。

ショウナンアルバ

共同通信杯のレースぶりが異常。あれだけ掛かっても勝ちきるのだから潜在能力は間違いなく一級品。ベアナックルばりの精神面の荒さが今後おさまるかどうかが勝負だが、うまく育てば皐月→ダービーを抜ける可能性がある馬ともいえる。何はともあれ調教師も頭を抱える気性面がどうなるか・・・。

まとめ

こう見ると皐月賞はともかくダービーはいまだ1勝馬でも勝負できそうな雰囲気。グラ基地としてはアーネストリーの大爆発を期待したいが、適性で言えば皐月賞かなといった感じ。母父が効いてくれればいいのだけれど。流れでみえてこない今年の牡馬クラシック路線だけに、ひとつひとつのレースをじっくり眺めた上で適性&調子がピッタリの馬を選べるかが勝負になってきそう。