ひとこと
※今日は馬インフル中心にまとめてみる。だいぶ出遅れたけど・・・。
ニュース
◇ばんえい競馬開催における馬インフルエンザへの対応策について
有力馬近況
[古馬芝中長距離]
blogの反応とか
◇先々週(8.4〜5)の結果と続インフルエンザ< 小島茂之厩舎の本音>
◇馬インフルエンザ 感染源はどこだろうか?<血統の森+はてな>
◇馬インフルエンザ騒動、トレセン内での動向と見解。<傍観罪で終身刑>
◇大井も中止<YamanoWeb.com ■山野浩一WORKS■>
◇続・続・馬インフルエンザ<きりたのホビーナデイズ。>
※以下私見。思った以上に感染が広がっているなあという印象。ただ感染しているけど、発症していないという馬が多いのは不幸中の幸い。さすがにワクチン接種してるだけの効果はあったということか。ただ基本的にワクチンというものは「感染をしにくくなる」「感染しても症状を軽度に抑える」のが本質なだけに、空気感染である以上、そう簡単に拡大傾向はとまらないのではないかと。一通りの馬が一度感染して、抗体もつようにならないと治まらない気もしてきた。だいたい体内から消えるのが1週間くらいとのことなので、この開催は無理かもなあ。突然広まったのは不思議なものだが、馬もウイルスも生き物は常に変化し続けるものである以上、完全な新種ではなくても、何かのきっかけにワクチンをすり抜ける場合があるということなのいだろう。折からの猛暑で体力も落ちていただろうしねえ・・・。(今回のウイルスはウマ2型(H3N8)ではあるものの、既存のワクチンに盛られているものと微妙に違う部分があり、それが発症を押さえられていない一方、発症率が低く発症した場合の症状が軽いという微妙な状況を生んでいる@小島師blogでの須田鷹雄氏の発言)
で、今現在での結果論からいうと、いったん「開催の方向と発表してしまった」JRAの初動は完全に失敗だったということに。主催者としてはギリギリまで開催の方向にこぎつけようと努力するのは、当然のことで、それと馬の症状、影響を勘案して決定するのは確かに難しいことだが、内部調整はともかく外部に対してはギリギリまで慎重にことを運ぶべきだったのではないかと。判断ミスとはいわないが、対マスコミという点では拙速な印象は否めない。ただ中止の判断自体は、開催して競馬をしたことで、体力の落ちた馬が発症するということも充分考えられるだけに妥当であるし、それをギリギリまで迷ったのも仕方がないのだろう。ともあれディープの薬物問題のときと同じで、こういう事件がおきると中の人であれ、ブロガーだれ、マスコミであれ、主催者であれ、事態の把握能力とか反応とか、様々な能力が露見するということがよくわかるものだ。