全巻大人買いしちゃった、てへ。基本的な感想は前にレビューを書いたとおりなんだけど、しかし試合展開がゆっくりだｗ
作者は本当に野球（というか高校野球）が好きなんだろうなと思わせる造りで、そこが良くも悪くも今までの野球マンガの常識からは逸脱している印象。普通あそこまでいちいち心理描写なんてやってしまったら、試合にスピード感がなくなって、つまらない作品になってしまうのだけど、突き詰めまくってしまっているので、野球ヲタ的にはたまらない仕上がりになっている。とはいえ、いわゆるマンガ的なはったりを使うことを許されない枷をはめてしまっているので、このテンションでいつまで書けるのだろうという疑問符はつく。作者の「嘘は書きたくない」「リアルな高校野球が書きたい」という思いはストレートに伝わってきて、気持ちいいんだけどね。つーか、こんな恵まれた指導者の下で野球したかったｗ
