BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

【第21回ファルコンS】桜とスプリンターは見ごろも短いってね!

去年から開催時期が変わったファルコンS。この時期から1200の重賞を狙う3歳馬となると、もうはっきり言えばクラシックをすでに諦めた馬たちしか出走してこない。それどころか東京芝マイルに対応できるわけもないので、NHKマイルカップでさえも諦めた馬たちということになる。出走表をみても、1200にしか実績がない馬達が集まった。以前も書いたが、日本の芝1200しか対応できない馬というのは極論すれば世界一スタミナがない馬達といっても過言ではない。去年は勝ち馬は秋のスプリンターズSこそ3着に入ったが、他は散々な成績。今後もここの勝ち馬が将来に向けて大きく飛躍という絵は浮かんでこない。確かに距離路線の充実といえば聞こえはいいが、充実とは日本の芝1200でしか通用しない馬を作り出すことなのか。ただの救済レースということなら、何もいえないが。だったら父内国産限定レースのほうがまだ価値があるんじゃないの。と思ったり。

とまあ、ちょっと昔ならばマル外に席巻されそうなレース設定だが、今年の結果はサクラバクシンオー産駒のワンツースリー。うーん、マル外の層の薄さというものも短距離路線のレベルの低下にも繋がっているのかなとも考えさせられた。確かにサクラバクシンオー産駒の軽さは偉大ではあるが。しかしまあ上位3頭とも母父を見る限り、追って味があるようには全く見えず。勝ったアドマイヤホクトは母父カーネギー。これで1200は4戦4勝。PrincelyGiftの4*4でとにかく軽さが強調されているとにかくスプリンター。今後も大崩れはしないだろう。2着カノヤザクラは母父Woodman。平坦ならばといったところだが、将来性となると・・・。サクラゼウスは母父SeattleSlewこちらも今後は厳しそうだが、本賞金が加算されなかったからまだマシかも。

◆レース後のコメント

◇1着アドマイヤホクト

横山典騎手 スタートだけに気をつけて乗りました。テンションが高い馬だと思っていたけど、今日はおとなしくて落ち着きがありました。前半スムーズに運べたから、楽な勝ち方ができました。

◇2着カノヤザクラ

※上村騎手 前半が押っつけ気味でしたが、勝ち馬は前で楽をしていましたからね。最後はその差が出た感じですが、終いの伸びは目立っていたし、能力は高いですよ。

◇3着サクラゼウス

※勝浦騎手 内枠だったから行くつもりではいましたが、外の馬にこられて少し厳しい展開になってしまいました。勝ち馬には並ぶ間もなく交わされましたが、その他とは差がなかったし、よく踏ん張っていると思います。