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【第16回アーリントンカップ回顧】モノサシ馬をしっかり抑えてクラシック候補誕生

クラシックでもマイルに対応するスピードが求められるためか、ここをステップにする馬が増えてきたアーリントンカップ。今年のメンバーもクラシックを睨む馬、マイルで活躍が期待される馬、さらにここまで完全に世代内のモノサシ馬となりつつあるローレルゲレイロが出走して注目すべきレースとなった。レースはマイネルレーニアが引っ張る展開。直線が長くなりすぎて追い込みが決まらないこともあってか、他の有力馬も前で前での競馬。新装阪神では見慣れた光景となった、いたずらに余力を残しての追い比べはトーセンキャプテンローレルゲレイロのデッドヒートを演出。何度も馬体をぶつけながらの競り合いとなったが、とにかく闘争心の強い馬が目立つジャングルポケット産駒のトーセンキャプテンと、最後にいつも甘くなるローレルゲレイロでは結果はわかったようなもので、当然のごとくトーセンキャプテンの勝利となった。トーセンキャプテンジャングルポケットに母はサンデーピクニック。欧州で走った異色のSS牝馬を母だが血統はもちろん良血。今後の上昇度も含めて、素質を感じさせる勝利であった。遺伝力の強さが感じられるジャングルポケット産駒。フサイチホウオーとの対決が楽しみになった。しかしジャンポケは父がフジキセキの癖に勝負強い馬を出すなあ(違

2着のローレルゲレイロはやはり最後が甘くなった。こちらも父キングヘイローそっくりといっていい。というか、この血統を溜めて瞬発力勝負させても実力を出し切れないことは、リファール系に乗せたら天下一品の本田騎手はわかっていたはずだが。今後のことを見据えて違う味を引き出したかったのかもしれない。前向きに前に行ってしまう馬だけに、小回りの直線の短い競馬場で自分の競馬に持ち込めないと勝ちきるのは厳しそう。

◆レース後のコメント

◇1着トーセンキャプテン

※四位騎手 内枠だったのでいい位置を取るのに脚を使ったけど、道中は流れに乗って運べた。直線では狭い間を割って出てくれたし、最後は2着馬とぶつかり合ったけど、よく差し返してくれたね。本当にいい根性をしている。デビューから1カ月ちょっとで3走目、初めての阪神コースということもあってイレ込んでいたし、苦しいところはあったけど、よく克服してくれた。これからも楽しみ。

◇2着ローレルゲレイロ

※本田騎手 追い出しをギリギリまで我慢したし、一旦は前に出てくれたんだけどね。最後で頭を上げてしまう分、どうしても終いが甘くなるんだ。何とかしたかったんだけど……。

◇3着マイネルレーニア

※松岡騎手 スンナリとした競馬が理想だったし、開幕週でもあるので今日は積極的に行きました。スムーズなレースはできましたけどね。馬格がある馬で、間隔が開いていたことも最後にきて影響したんだと思います。これで、もっと良くなってきてくれるはずです。