BrainSquall

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【第47回京成杯回顧】レベル疑問もエリカ賞組には注目したい

2週前に行われるラジオNIKKEI賞と比べると、同じ中距離重賞ながら例年小粒になりがちな京成杯。今年も負けの多い関東馬中心のメンバー構成もあってか、スローで逃げたサンツェッペリンを誰も捕まえられない淡白なレースになってしまった。先週とは打って変わって、上がりがそこそこ速い競馬が続いていた芝コースだけに、スタートから3ハロン目が13.4では前は止まらない。期待のメイショウレガーロまでも今後のことを考えて控えてしまっては、勝ち馬にはあまり楽な展開だったといえる。勝ち馬はテンビー*オジジアン。冬の中山がいかにも合いそうな粘り強い血統構成。クラシック本番ではさすがに斬れ負けしそうだ。ただこういう今まではオープンにも勝てなかったような馬が重賞まで来れるのはSSがいない面白さともいえるかもしれない。

2着のメイショウレガーロは掛かり気味だった。まだ素質だけで走っている印象だけに、今後の使い方次第で変わってきそう。将来性ではこちらのほうが上に見える。ピサノデイラニは最下位。兄と違って芝には適性はなさそうだ。なお京都では白梅賞をエリカ賞3着のブラックオリーブが勝利。エリカ賞組はなかなかレベルが高いのかもしれない。上位陣は怪我をしてしまったような記憶もあるが。

◆レース後のコメント

◇1着サンツェッペリン

※松岡騎手 昨日のメインレースで人気を裏切っているので、今日は何とかしたいと思っていました。誰も行く気配がなかったので、思い切ってハナへ。道中も気分良く運べましたし、追ってからもしっかりと伸びてくれましたね。馬っぷりが良くて、これからもっと強くなりそうな馬。クラシックでも期待していいと思います。

◇2着メイショウレガーロ

※後藤浩騎手 返し馬とゲートの中でもテンションが高くなっていて掛かりそうな感じがしたので前に壁を作って折り合いに専念した。でも、結果的に勝った馬のペースに嵌まってしまったからね。距離にはメドが立ったし、内容的には悪くなかったけど、勝てなかったのは残念だね。

◇3着アルナスライン

※柴山騎手 未勝利で乗った時はフワフワしていたけど、今日は集中して走っていました。良くなってますね。芝、ダートは問わないし、力をつけています。これからもっと良くなりそうですね。