BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

リリイ・シュシュのすべてを見た

ただでさえ鬱になる季節なのにリリイ・シュシュのすべてを見て、一段と鬱になりました。なんかさー、エピソードエピソードの映像には破壊力があって、感情のフックにひっかかるけど、全体の説得力とかは皆無の作品だよね。あまりに綺麗過ぎるし、うますぎるから同調しちゃうけど、エピソードひとつずつ感情が完結するから、見終わった後に、心の置き場がなくて、余計にタチが悪いよww心の中がエグエグしたまま引きづられるぜ(´・ω・`)




若干ネタバレ




あれだよね、蒼井優が可愛いよね。カイト→自殺の流れとか綺麗だし。でもプロセスがないよなあ。どこで自殺に踏み切ったのか、星野がどこで壊れたのかが正直全然わからない。それぞれにはシンクロするけどねえ。

あと気になったのは蒼井優が指揮者のオトコに告白された場面。あそこで蓮見は「君を救ってくれるかもしれない」というのに対して、「釣り合わない」って返しちゃうところ。あれ男女逆の立場だったら、簡単にすがっちゃうと思うんだよね。ロコ思うままにじゃないけど、思春期の(今でもか)男子にとっての、輝いてる女子って、その存在だけで希望、光みたいに感じちゃうんじゃないかと。あそこで希望に対して、自分の運命をあっさりと肯定しちゃうところは男女の差なのかなあと思った。え、俺だけ?中二病ですかね。



さらに追加。舞台が都心じゃないけど、近郊のちょい田舎っていうのはわかりやすいなーと。結局共同体が閉じてるから、逃げ場がなくなるわけで。当たり前かもしれないけど、基本的にいじめは人間が集まるところには必ず発生するので、対症療法しかない。いじめが一度発生した場合、たぶん逃げ場って、共同体から脱出する第三の場所しかない。ああいう舞台設定だとそういう場所ってないんだろうなあ。



結論としては蒼井優しかみてなかった。