BrainSquall

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【秋華賞予想】混戦秋華賞を展開から絞ってみる

久々にG1予想。秋のG1第二弾秋華賞。今年は春の実績馬が順調に駒を進めてきた。コース変更以降、穏当な結果となっているだけに、こういうメンバーになると相変わらず実績馬総崩れというのは考えにくい。というわけで本当は馬券を買いたいレースではないのだが、予想するからには展開面を考えながら、絞りに絞ってみる。

まず今年の一番人気に押されるアドマイヤキッスから前哨戦を踏まえて、考えていきたい。アドマイヤキッスはデビュー前から高評価を与えてきている馬だけに、思い入れも深い。それだけに勝って欲しいところでもあるのだが、巷で言われるほど他の馬と差があるかというというと正直微妙。ローズSは鮮やかな競馬ではあった。が、シェルズレイの乱ペースが無駄にこの馬を際立たせたのも事実だろう。シェルズレイは最後まで伸びているというわけではなく、ラストは完全に止まり気味だった。差しきったことは評価したいが、ペースがあわなかったフサイチパンドラ、ゲート後に不利のあって、そもそも仕掛けどころがなかったソリッドプラチナムあたりとは本番では着差ほどの差がないと考えたい。特に本番で全馬が末脚を生かせるような流れになったときに抜けた脚が使えるかは微妙。ジェイドのだらしなさが出そうな気もするし。

次に桜花賞キストゥヘヴンオークスは完全に距離が長かった印象。それでもアドマイヤキッスとは0.3秒差。桜花賞勝ちはフロックではないことは示している。前走は牡馬相手のセントライト記念でごちゃごちゃした競馬。逃げた勝ち馬と同じアガリ3F36.0は特筆できる数字ではない。ただラップを見てみると、平均的で結構シビアな流れではあった。それにも関わらず3コーナーで置いていかれながら、最後牝馬らしい末脚は見せている。2400は長いかもしれないが、牝馬相手の2000mなら威張れる内容。

オークスカワカミプリンセスはぶっつけでの本番。まあテイエムオーシャンで結果を残している陣営だし、中間の内容から特に問題はないだろう。どちらかというと一昔前の秋華賞寄りの流れのほうが得意そうな血統構成のほうが気になる。まあスイートピーSの走りを見る限り、一瞬のキレもありそうだが、広いコースでズドンと走るほうが向いている父系。スローペースで一瞬の切れ味を求められる展開や、器用な立ち回りが求められる展開では割引が必要だろう。

以上のように、アドマイヤキッスがもの凄く抜けているとは思えない。展開によって上位に来る馬は変わる可能性が高そう。ここで今年の秋華賞の展開を考えてみる。一つ注目したいのはフサイチパンドラの出方であろう。前走は消極的な競馬で持ち味を発揮できなかっただけに、今回は他の馬を意識しながらの競馬をするとは思えない。早めに動いていって、どこまで頑張れるかという形になると思われる。同様に前走早めに動いて結果を出したシェルズレイもいけるだけ行くだろう。もう一頭桜花賞オークスで先行したアサヒライジングだが、前走差しの形で結果を残してしまったのが気になる。外枠ということも考えると、鞍上が中途半端に外から先行「いったい何がしたかったんだよ!」ツッコむ絵が浮かぶ。というわけでアサヒが積極的に行かない分前半はそこそこゆったり。パンドラ、シェルズレイが早めに動いて、外からアサヒライジングが追いかけるて、3コーナー過ぎから11秒台の流れが続くと予想される。

となると、今年もミドルペースからの末脚勝負ということで、狙い目はマイルで中団から末脚が生かせる馬が浮上するとみる。ということで本命はキストゥヘヴン。内枠で脚を溜めて、馬群さえ捌ききれば、桜花賞で見せた末脚がここでも炸裂すると見る。対抗はアドマイヤキッス。こちらもチューリップ賞勝ち、桜花賞2着であるし、大崩れはしにくいだろう。ただ追い比べの競り合いになったときに、不安が残ると見ての対抗評価。単穴にソリッドプラチナム。前走は不利があったとみて参考外。溜めるだけ溜められたときの末脚の爆発力は上位2頭よりも上かもしれない。あとはカワカミプリンセスまでは抑える。どちらかというと広いコースでじっくり末脚をを生かすタイプだとは思うが、ソリッドプラチナムが飛んでくる展開になればセットで来てもおかしくないので。結論は、

キストゥヘヴン

アドマイヤキッス

ソリッドプラチナム

カワカミプリンセス

馬券は◎を固定の3連複と◎1着固定の3連単で。