BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

【スプリンターズS回顧】外国馬有利の流れは来年にも続く

ここ最近外国馬の活躍が目立つスプリンターズS。今年も豪州のテイクオーバーターゲットが一番人気に応えての圧勝だった。12.0 - 10.1 - 10.7 - 11.6 - 11.5 - 12.2での逃げ切りだから内容が濃い。さすがスプリントに強い豪州、グローバルスプリントチャレンジTOPホースといえる実力を発揮した。前走セントウルSはどの芝レースもラストの1ハロンが速くなる特殊の馬場。(ということに、後で気づいたので、当日の新馬戦評価を見直しましたw)高速馬場で実力を出し切れなかったが、今回は文句なしの逃げで後続を完封した。

これで2年連続外国馬に勝たれたことになる。理由としては結構グローバルチャレンジが浸透して、海外からTOPホースが来日するようになったこと。9月開催に移したことで、日本馬の調整が難しくなったことの2つの要因が大きなところだろう。前者はともかく後者はマイナス方向の話なので残念。特にシーイズトウショウは完全な調子落ちが目立った。ただ香港スプリントとの兼ね合いもあったりで、色々と難しいことは難しい。一応北海道でトライアルを行うなどの対症療法はしてるのだけれど。しばらくは外国馬有利の流れが続きそうだ。

2着メイショウボーラーはゲートでごねたが、走ってみれば好位のポケットで脚を溜めての絶好のポジション取り。いったん調子落ちするとフレッシュにさせないと走らないタイキシャトルが多いなか、前走7着から見事に立て直してきた陣営の手腕は評価されるべきだろう。3着タガノバスティーユは嵌ったな、というイメージ以上は。正直調整に失敗した古馬勢に助けられた感じ。9着春の覇者オレハマッテルゼもやはり休み明けが響いた形。さすがに施行時期を後ろにずらさないと、調整は難しそう。かといって後ろにすると中山で開催できないんだよねえ。改正競馬法期待するしかないのかも。

◆レース後のコメント

◇1着テイクオーバーターゲット

※フォード騎手 スタートがとても良くていいポジションでレースができた。確かにペースは速かったが、そこを手応え十分で楽について行けたからね。うまく乗れたと思う。それに前回よりも馬の状態が上向いていたこともある。今回もそうだけど、毎回一生懸命に走ってくれるのがこの馬の良さ、本当に素晴らしい馬だよ。

◇2着メイショウボーラー

※福永騎手 ゲート入りに手間取って迷惑をかけてしまったけど、出は速い方だからね。内枠でハナも考えたけど、前の3頭が行ったので無理せず控えた。結果的にペースは速くならなかったけど、最後までしっかり伸びてくれた。落ち着きがあってレース前の雰囲気は良かったし、キッカケは掴んでくれた。海外の強豪相手にこれだけ頑張ってくれれば次につながるレースはできたんじゃないかな。

◇3着タガノバスティーユ

※勝浦騎手 自分でいうのも何だけど、今日は冷静にインをロスなく回ってうまくレースができたと思う。狭いところも割って出てきてくれたからね。3歳馬でこれだけのレースができるのだし、この馬を誉めてあげて欲しい