コースのポイント
言わずと知れたポケットスタート。改修後はコーナーにスムーズに入るようにしたこと、ゲートを外に置くことが増えたため外枠不利は軽減した。コーナーに入るまでの100mで隊列が決まるため、先行馬は特にテンのダッシュ力が必要。さらにコーナーに入った後は各馬が長い直線を意識して折り合い重視になるため、ガクっとペースが落ちる。ここで隊列がきっちり決まることが多い。そのため先行馬が多いときの外枠の差し馬はプレッシャーがかからないスムーズなレースができるため要注意。直線に入ったあとの200mの坂を越えると平坦の260mの直線。基本的に道中隊列がほとんど動かず各馬が脚を溜め、4個ー手前から仕掛けはじめて、坂を上がっての200mの我慢比べというパターン。4コーナーで前に取り付く上がりの速さと、坂を上がってから200mを粘れる長い脚を両方問われるコース。だが改修後は直線が延びて坂を上がってからの我慢比べの要素が増え、ステイヤー色が強くなり、最後方から追い込みは難しくなった。
注意すべき血統
- サンデーサイレンスが断トツ。だが改修後はサンデーサイレンスには若干我慢比べ要素が強くなりすぎたため、母父サドラーズウェルズ系、ノーザンダンサー系を持つでないと最後まで持たないことが増えた。サンデーサイレンス特有の瞬発力で他産駒より差し馬が活躍する傾向。
- 最後の我慢比べ要素が増えたためレッドゴッド系が活躍。軽すぎて全体の上がりが速いため瞬発力の差が出ない秋開催は要注意。
- ダンチヒ系の春開催の先行馬は特注。多少洋芝で時計はかかるが走りやすい5月はそのまま押し切るレースが目立つ。
- ミスプロ系は数の割に連対率はイマイチ。買うなら逃げ先行馬。
- トニービンは改修後不調。来ても1,2人気馬のみ。
騎手
- 蛯名がESPの影響が少ないためか好調。
- 吉田豊がたまに人気薄で激走。
好走・凡走パターン
- ステイヤー色が若干強くなったこともあってか距離短縮馬の強い。
- 前走芝2200、芝2400を使ってきた馬の連対も目立つ。特に中山芝2200で好走した中位人気の馬は抑えておきたい
- 内枠に先行馬がいないときの外の先行馬、また内枠に先行馬がそろったときの外の差し馬は非常にスムーズな競馬をしがち。