BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

2歳戦評価12月後半分

◆オープン・500万下

【朝日杯FS】フサイチリシャール

上昇度★★★★

フサイチリシャールがレースセンスのよさを見せ付けての押し切り勝ち。少し仕掛け気味に先行するとそのままスムーズに2番手へ。他馬に惑わされない、こういう流れになれば強いのがクロフネ産駒。鞍上が巧く導いてのG1勝ち。出入りの激しい流れ、多少強引さが必要になったときに同じような強さが見せられるかは疑問も、前に行ってのスムーズな走りは皐月賞に向けて好材料。マークされたときにどうなるかが今後の課題。2着スーパーホーネットは鞍上がとにかく巧かった。追い出しての伸びは内田博特有のものだろう。3着ジャリスコライトは正直デザーモが下手を打った。鞭を落としただけでなくG1ではとにかく走りが雑。潜在能力はこのメンバーでもピカイチだけに乗り代わっての変わり身に期待したい。

ラジオたんぱ賞2歳S】サクラメガワンダー

上昇度★★★★★

・上位2頭の強さだけが目立ったレース。勝ったサクラメガワンダーは走る気満々といった様子も鞍上が抑えると素直に折り合う。持ったままで直線を迎えると一瞬前が壁になり行き場をなくすが、外に出されて仕掛けられると強烈な差し脚。先に行くアドマイヤムーンをはかったように差し切った。時計は今開催かなり時計がかかっているのにも関わらず、過去10年で3番目に速い。全体でも今年の芝2000mではG3鳴尾記念に次ぐ時計。上がりも34.6ならば文句をつけようがない。勝ち馬はかなりの高レベルといっていい。2着アドマイヤムーンは久々だったぶん行きたがってしまった。それでも何とか折り合い4コーナーでは勝ちパターンだったが直線の伸びは勝ち馬がわずかに上だった。こちらも休み明けでこれだけ走れれば上等。新馬、札幌2歳Sで見せたパフォーマンスは伊達ではなかった。2頭とも今年の2歳馬ではTOPグループであることは確か。あとは両馬とも時計のかかる力のいる馬場のほうが得意なイメージだけに高速馬場、上がりの速さが求められる野芝中心の馬場でどれだけの走りができるかだけ。

【中京2歳S】メイショウサムソン

上昇度★★

・切れ味勝負よりもジリジリとした末脚を削る競馬で力を発揮するオペラハウス産駒。中京1800mという舞台はその能力を生かすに最高の舞台だった。ここで賞金を稼げたことでクラシックへは進めそうだが、狙いどころはズバリ京都新聞杯。クラシック本番では切れ味不足に負けそうだ。

【さざんか賞】イースター

上昇度★★

・いかにも芝1400が得意そうな2頭がその適性を生かしてのワンツー。両馬ともマイルあたりの底力勝負になればボロが出そうであまり評価はできない。

クリスマスローズS】ダイワティグリス

上昇度★

・500万下といってもいい程度の内容。さざんか賞よりさらにワンランクレベルは落ちる。いかにもスプリンターが来た一戦。

新馬・未勝利

【12月11日】フサイチジャンク

評価:★★★ 適性:芝中距離

・正直まだ仕上がりが微妙であったが、素質で何とか抑えきったフサイチジャンク。スローの割にそれほど切れたわけではないのは兄同様本場の適性か調教が足りなかった分か。だが自分から動いて最後までしっかり伸びて勝ちきったことは評価できる。今年のSS産駒はほとんど期待できる馬がいないだけに、次走に注目したい。

【12月17日】アグネスサージャン

評価:★★ 適性:芝中距離

・3コーナーから仕掛け仕掛けで最後まで止まらなかったのは立派。とはいえ兄2頭のような切れ味は期待できなそう。こちらも勝ったこと自体は評価できるが将来性となると微妙。次走をはケンしたい。