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競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

【阪神JF回顧】競馬は記憶のスポーツと実感

予想段階でも述べたとおり力のいる馬場(というよりかなりのロベルト馬場)が予想された阪神JF。蓋を開けてみると、雨でそれ以上に重い馬場に。結果としてパワー型が上位を占めた。勝ったテイエムプリキュアは前走京都芝1400のかえで賞を勝ちあがり。今回とは適性が反対の競馬新聞のデータだけ見るとただの一介のスピード馬に見えなくもない。だが今かえで賞を振り返ると、このサイトの評価「3コーナーから鞭が入って、直線も内にささりながら追われるほどに粘り強い末脚。いったん外から差されるも併せ馬になって再度抜け出した。とにかく切れないが併せるとしぶとい実戦向き。」と自ら書いている。こういう馬こそ先週の馬場では買いたかったわけで、自分のツメの甘さに泣けてくる。改めて競馬は記憶のスポーツだということを実感。とにかくこの2レースを見ればわかるように切れ味とというより並んでしぶとい馬。春に向けてとなると、馬場状態如何というところになってきそう。ただし並んでからの根性はとにかく凄いものがあるので、春に軽視と今から決め付けるのは微妙なところだ。

2着シークレットコードは初戦の内容自体は平凡にみえた。が、今回マイナス18キロでの好走。これで走るのだがら初戦はよほど造りが緩かったのだろう。思えば森厩舎はエアシャカールでさえ初戦に負けているほど馬を新馬では作らない厩舎。新馬に関東に遠征してきたのもエアシャカールと同じでそう考えると血統的にここは押さえなければならなかった。これまた記憶ってのは大事ですね、というお話。

こちらもキャリア1戦だった▲フサイチパンドラだが初戦で見せたパフォーマンスは伊達ではないことを見せ付けた3着。後手後手にまわったレースとなってもここまで頑張れるのは立派で現時点で春に向けての一番手はこの馬だろう。○エイシンアモーレはせめて一回叩いてればというところ。プラス4キロにとどまったあたり調整過程がやはり万全ではなかったか。15着◎セントルイスガールは血統に目がくらんだが馬体重は400キロを切る馬。さすがにここまで馬場が重くなると太刀打ちできない。最終でもロベルトが勝っていたように血統的な狙いは間違っていなかったが、その中で個別に馬を見る作業をさぼってはいけないということだ。14着アルーリングボイスは当然の結果だろう。適性的に全くもって逆ベクトルのレースであるし、レース週に坂路58秒台というのもありえない調整。飛んでくればければ困るところであった。この馬買った人は反省したほうがいいですね。(ここだけ無駄に強気)