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競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

【函館記念回顧】巴賞との関連で取れるのが函館記念

【函館記念(GIII)】(函館)〜エリモハリアー 連勝で重賞初制覇

函館9Rの第41回函館記念GIIIハンデ・芝2000m)は6番人気エリモハリアー北村浩平騎手)が優勝、重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは2分0秒7(良)。

レース直後は正直自分の注意力のなさに吐き気がしたほど。函館記念ほど簡単なレースもない(4年連続で本命が1着)と考えているだけに、こういう「見えている」レースをきちんと取れないのは自分の馬券力のなさというほかない。というわけで反省しつつの回顧。

函館記念というレースは基本的に巴賞組の出し入れだけを考えればいい極めてシンプルなレースといえる。ここで問題なのは毎年同じような買い方をしていいわけではなく、二つのレースがその年ごとにどういいうレースになるのかということを見極めることが重要であることだ。まず一番基本となる覚えておきたい二つのレースの特徴は次のようになる。

巴賞:スローで流れての上がり勝負の前残り。先行脚質、馬場状態も良い。

函館記念荒れてきた馬場で比較的早い、または平均ペースで息の入らない流れ。前は厳しく3コーナーすぎから、一気にギアチェンジした後続馬が差しきり。上がりはそこそこ速い。

これが基本の流れ。あとは年毎の各レースがこの流れなのか、そうでないかを見極めていけばよい。つまり巴賞が例年より早い流れになれば、上位馬は函館記念で来る可能性は増えるし、また巴賞が例年通りであっても函館記念が遅い流れになりそうなら上位を信用したほうがいいということだ。まあ当たり前の出し入れではある。それに加えて函館記念は函館特有の洋芝、さらにローカル小回りに対応できる器用さがある馬さえピックアップできれば取れたも同然だ。

さて今年を見てみるとまず一番人気のエアセレソンはここでは頭では絶対買えない馬だ。基本的チーフベアハート産駒はゆったりと加速して長く脚を使う京都向きの馬が多い。実際巴賞では実際早めに動いたものの小回り洋芝に対応できずに微妙な着順に負けている。ここでさらに上位に来るには展開の助けが必要でギリギリヒモまでという評価しか出来ない。さらに巴賞に注目してみると今年は出入りが激しく、またエアセレソンが早めに動いたがために前に厳しい競馬となっている。つまり例年に比べて函館記念にかなり近い流れになっているのだ。また今年の函館記念のメンバーはどうしても前にという馬がいなかった。そこで管理人は巴賞はそのまま直結すると考えエリモハリアーを本命にしたのである。このように函館記念は巴賞をしっかり見て、さらに函館得意の馬をピックアップ(ウイングランツは去年条件とはいえ函館2000勝ち馬)すれば取れるのである。

まあここまで考えてなぜブルートルネードを無印にしたのかといわれると、オッズに惑わされたとしかいいようがない。というか松岡がもう一頑張りしてればと愚痴りつつ、来年こそはビシっと当てたいものですね。