【皐月賞】（中山）〜日本を変える真の王者へ！ディープインパクトまず１冠
中山１１Ｒの第６５回皐月賞（３歳ＧＩ・芝２０００ｍ）は、圧倒的な１番人気に推されたディープインパクトが人気に応え快勝、デビュー以来無敗のまま３歳牡馬クラシックの第一関門を突破した。勝ちタイム１分５９秒２。
もうディープインパクトには脱帽。とはいえ予想の仕方としては間違ってなかったはず。相変わらずスタートの不安は解消されずに躓き出遅れ、向こう正面では外から早めに進出、さらに４コーナー手前ではいったん手応えが怪しくなる。フツー惨敗のパターン。こういう馬を皐月賞で１．４倍にするのは僕にはとてもできない。とても出来ないけれども勝ってしまった。確かにストーミーカフェが不在だったこと、ローゼンクロイツが輸送でアウト、ビッグプラネット＠ヨシトミの消極的な騎乗で予想以上にペースが落ち着いたこと、内の馬場が比較的荒れていたこと、何より良馬場で行われたことなどディープインパクトに風向きが向いたということもあるが、ディープ自身の競馬がそのプラス面を全部ぶち壊しにするような競馬だっただけに、このメンバーでは力が違うというより他はないだろう。素直に強いということだ。テイエムオペラオーなどと同じでこういう規格外の馬に血統的にどうこういっても仕方ない。ダービーは仕上がりすぎたという情報から考えうる調整失敗以外には負ける要素は見当たらない。菊花賞に関しても皐月でこれだけ長い脚を使って見せた以上、セイウンスカイレベルの逃げ馬が出てくる、もしくはドロドロの不良馬場になるといったアクシンデント的な要因がない限りは勝つ可能性は高いとみる。凱旋門賞で勝てるかといわれたら軽すぎて無理じゃないかという気がするがｗ
２着のシックスセンスははじめてマトモな競馬が出来たということ、ディープがあまりに強くて前を全部掃除してしまったというのが好走要因か。２回続けて好走できるような馬ではないのでダービーでは買いたくない。３着アドマイヤジャパンは大外枠ながら道中はインコースを早めに追走。４コーナーから一気に馬場の良い真ん中に持ち出し抜け出しを測るという皐月賞的に横山典が完璧な騎乗を見せた。例年なら勝てる競馬だったが生まれの不幸を呪うしかない＠シャア。
問題は４着のマイネルレコルトでレース後良い騎乗だったという声、本人も大満足というコメントだが管理人は正直納得がいかない。なぜ内枠をゲットしたのに外に出したのか、ディープに勝つためには無理にでも仕掛けるべきだったのではないか、簡単に言えばジャパンと同じようなレースをするべきだったはず。勝ちに行く競馬＝本命馬と同じような競馬をすることだと思ったら大間違い。その馬が最高の走りを出来る、もしくは他馬の長所をと消す競馬をするのが勝ちに行く競馬というものだ。ディープインパクトという存在がいるのに朝日杯と同じようなレースをして満足している騎手に本命を打ったのかと思うと正直腹が立つ。日本にそれが出来る騎手どれだけいるかというと疑問ではあるもだけれど。
そのほかの馬についていえばスキップジャックは距離が長いようだ。ＮＨＫマイルＣで腹を据えて末脚勝負に徹してくれれば面白いかも。ローゼンクロイツは輸送が大失敗。力を出し切ったとは思えないのでダービーで人気落ちするようなら積極的に買いたい一頭だ。
