BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

【弥生賞回顧】探し物は何ですか?隠されたギアですか?

【弥生賞(GII)】(中山)〜ディープインパクト 辛勝ながらもV3達成

中山11Rの皐月賞トライアル(3着まで優先出走権)、第42回弥生賞(GII・芝2000m)は、単勝120円の圧倒的1番人気に推されたディープインパクト武豊騎手)が優勝、重賞初制覇を飾るとともにデビューから無傷の3連勝でクラシック1冠目、皐月賞に王手をかけた。勝ちタイムは2分2秒2(良)。2着に3番人気アドマイヤジャパン。3着に2番人気、2歳王者マイネルレコルトが入った。

勝ち方だけが注目された弥生賞。結果はクビ差の辛勝だった◎ディープインパクト。あえて言おう皐月賞は黄信号だと(@ギレン風)。早めに上がっていったのはよいのだが、そのあと突き抜けられない。いくらスローペースとはいえこれでアドマイヤジャパンにクビ差ではダービーはともかく皐月賞は届かないだろう。もともと母父リファール系のSS産駒の末脚はロサードしかり、ローズバドしかり、ブラックタイドしかり居合い斬りのようなものだ。鞘から出せるかが一つ勝負であり、さらに一回抜いたらそこから一息で斬れなければ負けてしまう。鞘から抜いた後に加減が出来るような末脚でないため、常に100%に近い末脚を使ってしまい、鞭を入れて追ったからといって伸びるような代物ではないのだ。したがって今回から本番に向けてさらに上積みあるとはとても思えない。多頭数、さらにビッグプラネットストーミーカフェが先行する皐月賞でのんびり大外から追い込んで届く可能性は低いだろう。武豊の表情からも楽観視はとてもじゃないができない。

2着○アドマイヤジャパンは実力は出し切った。インコースの経済コースを通ったのも大きい。とはいえこちらも本番に向けて上積みはないだろう。逆に本番が楽しみになったのが3着マイネルレコルト。かかり気味に2番手追走で無理矢理押さえて控えて直線という本来なら惨敗してもおかしくないレース振りで差のない3着。皐月賞ではかなり狙えそうなレース振りだった。5着ブレーヴハートを掲示板に乗せた先生は見事ですね(棒読み)

追記:武豊のコメントが更新された。

今年は、誰が見てもディープインパクトが抜けている、ということなのでしょうか。ボクとコンビを組んでいたほかの有力馬たちが、ボクの意思とは別のところで早い時期に離れて行ってしまう現象にあって、少し戸惑いを感じてもいます。クラシックを勝つには、ここからの1、2か月でどれだけ良くなることができるかというのが、かなり重要な要素になりますから、ジョッキーの立場でいえば候補は最後までたくさんいる方が有利なわけです。でも、今年はそんなことも言っていられないようです。それだけに、ディープインパクトにはもっともっと強くなってほしいと願っています。

なんか騎手が一番不安そうだな・・・w これだけ不安がられたら例年の傾向と逆になってしまったりして。