BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

【有馬記念回顧】写真とともに振り返る観戦記

サイト更新を放り投げて見に行った中山。その甲斐あって好レースを目に焼き付けてきました。ということで写真とともに振り返る2004年有馬記念です。

10時に到着もすでに大混雑。G1を見るのは今年のダービー以来だが比較にならない出足の早さ。やはり有馬記念だけあるなと思いつつまずは前座のPOG指名馬ニューヨークカフェのレース。パドックではなかなか落ち着きを見せていて、兄に似た印象。ここは勝ってくれないと困るなあと思いつつパドック、返し馬とパシャパシャ撮影。

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レースは前半中団後方で脚をジックリ溜めて3コーナーすぎから進出。少し動くのが早すぎないかと思っていると案の定後ろから来た馬に叩き合いに!

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完全に重なってしまって一瞬パニック。おかげで直線はピントあわず。リプレイではギリギリ残したように見えたが。。。とやきもきして待つ。数分後無事1着のお知らせ。まあ初勝利をあげられたということで素直に喜びたい。

一緒に来る予定の友人は3時間遅刻という失態。まあ何とかメインに間に合う時間に到着。おかげで壬生義士伝全部よみおわっちまったよ。人気をチェックするとシルクフェイマスに人気がない。ということでロブロイ2着付けの3連単とフェイマスからの馬単を購入。ビギナーの友人に有馬記念出走馬の解説。この時点での管理人の見解は実力的にはロブロイ、タップが抜けていて、差がなくフェイマス、ミラクル、バルク、デルタ。ただしどの馬も絶好調とは言い切れないのが難しい。中でもタップはかなり調子悪そう。またフェイマスはJCパスで馬体重を戻してきたところを見ると復調してるのではないか。ミラクルも復調気配。デルタ、ロブロイはよくわからん。レースの適性的にはタップが出走してくるからには持続力勝負。よってロブロイ割引、他の馬は向いているという感じ。と話してる間に返し馬に。

ゼンノロブロイ

:調子は悪くなさそう

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ハイアーゲーム

:悪くはないが向いていない

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コスモバルク

:背中に哀愁が・・・。

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タップダンスシチー

:なにーーーーーー!

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ここで登場のタップダンスシチーの返し馬が良い。数少ない経験上G1で観客側のラチ沿いを走らせてるときというのはだいたい鞍上に自信があるときのパターンだと管理人は考えているので(まあそれだけではないんだけど)まずいなと。タニノギムレットのときのダービーと同じ雰囲気を感じてしまった。結局友人はロブロイ、バルク、タップ、フェイマスの3連複BOXとロブロイ→フェイマス→タップの3連単などを購入。特にプレゼンターも出てこないななどと思っているともう発走。ちょっとバラバラっとしたスタートもタップが押す押す。バルクが逃げない_| ̄|○

1周目:タップかこいい

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2周目:ロブロイつえー

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ここからは通常の回顧っぽく。有馬記念は近年まれに見る力勝負の好レースだったといっていいだろう。1着○ゼンノロブロイは本来苦手なはずのこの淀みないハイペースからの持続力勝負を2番手からあっさりと抜け出した。苦手な条件でこれだけのパフォーマンスを見せたことからは本馬が歴代の名馬と並んだといっても過言ではないだろう。ただ何とも華がないのはなんなんだろうか。レース後の中山も盛り上がっていたとは言いがたかった。やはり藤沢厩舎サンデー産駒外国人騎手という組み合わせに観客が飽きてるといわざるを得ない。競馬を見る人は少なからず自己の人生を投影する。この組み合わせは観客の心をつかむにはあまりに出来すぎなのかもしれない。

一方ロマン派のよりどころだったコスモバルクは惨敗。結局この馬は最後まで陣営に振り回されてしまった。陣営の経験値の低さが時がたつにつれてボディーブローのように効いてきて、コスモバルクという馬の姿をきちんと捉えることができなくなってしまったようだ。その結果が抑える競馬の強要であったり、直前での調整パターンの変更であったりすると思われる。ただ闇雲に陣営を批判する気にもなれない。ここまでこの馬が人気を得られたのはオーナーのコダワリのおかげといってもいいからだ。ただその長所と同居するオーナーの暴走という短所が予想外に大きかったということが悲しい。

さて2着タップダンスシチーのパフォーマンスは勝ち馬と遜色ないものであった。調子が悪い中であれだけの力を見せたことから、この2頭の着順は些細なことで替わる程度の差だと思っても良いだろう。ただ如何せんこの馬も個性派という印象がぬぐいきれない。戦績だけ見ればもっと人気があってもいいと思うのだが・・・。キングカメハメハの戦線離脱は本当に大きかったと言わざるを得ないのか。3着◎シルクフェイマスはもう少し勝負に参加して欲しかった。ただ力は見せているだけに春の天皇賞が楽しみだ。4着ダイタクバートラムはドサクサに紛れてといった印象。G1ではこれが限界か。5着☆デルタブルースはもう少し力が付けられれば。ただダンス産駒はこのへんが限界という気もしないでもない。▲ヒシミラクルは少し周囲が期待しすぎている様子。もともと中山はあわないだけに広いコースで後ろからいければ変わるのではないだろうか。